イクシオン サーガ DT#21「-MG- Metamorphose at Gate」

 不幸の中でこそ輝くエレク様。
 DTにこだわってこそ輝く紺。
 まあ、どっちもどっち。

 なんか選ばれし者っていうより適当にチョイスしました、とか、伝説の武器?だったらガシャポンで勝負だ!とか、果てしなく緩さが増大していくわけですが、それらがことごとくエレクを追い詰める作用を果たしているのが素晴らしい。
 一方の紺もまた、別の意味で追い詰められていますが。というより、自分を追い込んでいるんだよな、これ。別にアルマフローラを逃したからって、生涯DT確定というわけでもないのに。青少年って、こう、焦るものなのかな……。せいしょうねんって。せいこうするために。ああっ(以下自粛)

 アルマフローラの説明になっているようでなっていない、でも少しは説明になっている説明回(どっかのラー油かい)でした。自ら「謎の女」と名乗るアルマフローラさん(改め「謎の女」か)も、ミステリアスな雰囲気というヴェールに隠れていますが、相当アレですよね。そりゃヒメも切れかかるってもんで。
 ちゃんと話が進んでいるから、まあ、良かったようなものの。

 とりあえず、ペットがアルマフローラの手のものであると正式に表明されたこと、全員がハイペリオンとしての力を付与され、アルマギアを手にしたこと。ウルガ教団に諸悪の根源が潜んでいるらしいこと。
 一応、いろいろと明かされてはいるのですが、それ以上にネタ部分のインパクトが強すぎて、見終わってみれば一番印象が深かったのはガシャポンだったりするのが、業が深いというか何というか。
 しかし、まあ、この作品としては本望なのかもしれない。

 それにしても、先週の「鼻毛でキレたヒメ」が、きちんと裏づけのある陰謀だったことは、衝撃の展開すぎて力がふにゃふにゃと抜けました。この絶妙さよ。

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イクシオン サーガ DT 4 [Blu-ray]
 セングレンは単独ジャケだったのに、マリアンとヒメはふたり一緒にどん!ってどうゆうことなの。やっぱり女子向け作品ということなのかしら!
 しかし当初の予定通り夕方に放映していたら、普通に中高生男子とかもファンについていた気がします。PTAが敵にまわっていた気もします。うむ。

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カードファイト!! ヴァンガード リンクジョーカー編#112「櫂の影」

 対校試合の決着。
 だいぶ期待していたのですが、森川が「普通のデッキを使わせたら強い」ことの描写が殆ど無かったのは残念でした。唯一無二の汚名挽回(違)のチャンスだったかもしれないのに。
 それにも増して、アイチV.S.櫂(仮想)の構図を強調し、くっきりと浮かび上がらせたかったんだろうな。
 前期までの総決算と、新たなライバル関係の構築、という意味を込めて。

 しかし櫂くんも随分と丸くなっちゃって。
 ナレーション多用に加え、分かりやすい感情表現が増えたことにより、キャラクターとしての印象がとてもやわらかくなりました。
 ただし、その分、これまでの櫂が持っていた「孤高の精神に拠る強さ」といったものが、ぼろぼろと剥がれ落ちてしまったような印象もあります。
 櫂当人にとっては、精神的に今までで一番落ち着いているでしょうから、これは歓迎するべきなのでしょう。部活でキャッキャウフフ、三和はまだしも森川あたりと馴れ合っている櫂くんとか、想像するとなかなかウフフアハハ楽しいし。

 というわけで、繰り広げられたファイトは実質、櫂(仮想)とアイチの勝負。
 櫂の本気デッキと、森川の良運用(これってある意味タッグだよな。二対一だよな)に立ち向かい、一歩も引かずに正々堂々と打ち破ったアイチが、普通に格好良かった。
 ほんと、前シリーズまでと比べて、「可愛い」よりも「格好良い」と感じられることが凄く増えたなあ。
 部員の前で、しっかりと、頼りになるところを見せる。一年生なのに、先輩キャラっぽく感じられたりもして。同学年しか居ないし、初心者も居るし、実力的には(ミサキとは張るけれど)ナンバーワンだし、先輩ではなくても、リスペクトされる存在であることは事実ですが。

 頼りになるアイチ。強いアイチ。それでも本質は、柔弱なアイチ。
 長い放映期間の積み重ねを武器として、わりとワン・アンド・オンリーな主人公になりつつあるな。などと思ったりする今日この頃です。

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【カードファイト!!ヴァンガード】 沈黙の解放者 ギャラティン C td08-04 《聖域の解放者》
 拝啓、ギャラティンさま。おげんきですか。最近なんだか影が薄いですね。本日のファイトでも、気がついたら場に居て、気がついたら出番を終えていました。でも、愛されキャラとしての地位は、逆に不動になったようにも思います。たとえ30えんカードになっていても。今後のご活躍をお祈りしております。かしこ。

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クロスファイト ビーダマンeS#22「青い強敵!NEWドラシアンだぜィ」

 シュモンちゃん予選突破おめでとう!登場補正はこれで使いきったね!
 ……などといじけたことを考えてしまうのもちょっとアレだな!

 ビーマスター決定戦、準決勝。
 三人での対戦ってのは、駆け引きの要素が高まって、見ていても面白さが増しますね。キャラクター同士のやりとりで個性も打ち出されるし、関係性をひとつ高めることも出来るし。って言うとなんだか、好感度を上げるためのイベントみたいだな。実際、物語におけるエピソードの積み重ねって、そういうものなんだけど。

 カケルとバサラのやりとりは、とても自然で、らしいもので、見ていてうきうき楽しかったです。キャラ萌えというよりは、前期シリーズを踏まえての関係性がきちんと築かれていることの嬉しさ。
 カモンとスバル、シュモンの対戦は、和気藹々としつつ、その和気藹々には勝負の面白さがきちんと介在していて(その逆?いやどっちもありの双方向か)、こちらも見ていて楽しかった。
 カケルに負けず劣らず、カモンがきっちり主人公しているのも好感度高く。
 ……しかし、いつになったら親子の名乗りを上げるんだろうなぁ。お兄ちゃんとのいざこざが収まるまでは、難しいってことなんだろうけれど。

 で、決勝戦は、カケルV.S.カモンの新旧主人公対決。
 いわゆる「敵対勢力」との対決ではない対戦として、至極爽やかにこれが叶うのは、ほんと嬉しい。
 楽しみです……が……水入りになっちゃう可能性もあるのかな。うううむ。
 いずれにせよ燃える展開を希望しておりますですよ。

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Dream/Ray of light
 OPは発売中ですが、そういえばサントラとかは全然音沙汰ないんだな、このシリーズ。次回予告の音楽とか、けっこう耳に残るのに。こうやって、作品を彩るのみで消えていってしまうBGMって、どれだけあるんだろう。

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ドキドキ!プリキュア#5「うそ!キュアソードってあの子なの??」

 日曜日、寝坊しました。昼に起きました。
 ツイッターのタイムラインのログをぼーっと眺めたら、なんか知らんけどみんな「たらこ……」「たらこ?」「たらこだよな」とか呟いていました。
 うん。よく分かった。っていうか悪意しか感じないデザインだなあれ!
 見た目をそれなりに可愛くしないと、ライバルアイドルとしての説得力が無いけれど、可愛くしすぎるといわゆる「モブ」に見えなくなってしまう、というせめぎあいの結果なのだろうか。などと、うがちすぎな深読みをしてしまったり。

 ともあれ、キュアソードさんのツンは続くよ。
 しかし懐柔フラグも着実に積み上がっております。キュアダイヤモンド登場回と同じく、二話使って加入エピソードをやってくれるのは思い入れが増すし、現状丁寧に描かれているので、不満は無し。
 ……それはいいんだけど、変身バンクが次回送り(だよね?次回こそは出るよね?)になったのが、とてもお預け気分。

 意外だったのは、アイドルであること、歌うことが、けっこう大きなファクターになっている部分。そりゃエンディングでは全員でステージで踊り歌っていますが、アイドル要素をここまで強く絡めてくるとは。
 いや、アイドル要素というよりは、「他者に心を届ける」というテーマを具現化するための一要素、か。そう考えると、筋は通っているんだな。
 不特定多数か、特定の個人か。不特定から特定された個人へと集約されていく是非。マナの行動原理からして、そのへんも掘り下げたら、けっこう面白くなりそうです。あまり深いところに踏み込みすぎても何だけれど。

 ところで何なんですかねあのメガネ女史は。いや、その、人間に変化する妖精キャラは今までも多数居ましたけれど、あんながっつり大人の女性ってのは、新機軸すぎやしませんかね……?
 ま、とりあえず、面白いや。面白がっておこう。あといいメガネですよね!

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ドキドキ!プリキュア おしゃべりファッションドール キュアソード
 へえ、ドールとか出るんだ。って、おしゃべりファッションドール、だと……?「8種類のおしゃべり」に加えて、ラブリーコミューンと連動で、さらに台詞が増える。とか。
 つうか「おなかを押してお喋り」ってところを見て、腹パンですね分かります。などと思ってしまった自分が汚れた大人すぎて。ええ。

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宇宙兄弟#47「最初の約束」

 ケンジが濁した言葉の続き。紫の悪戯。

 あれだけの試験を経て晴れて宇宙飛行士となったのに、訓練の中途で脱落する人間がいる、というのはショックではありますが。
 それは自分自身の問題(と、簡単に言い切れるものでもないでしょうけれど)に帰結するとして、乗り越えてなお、舞台に立てない……名のみの宇宙飛行士のまま、燻り続ける可能性を考えた方が、より心臓が冷えるよなあ。

 とか言いつつ、基本的に現状は前途洋々、宿願叶って希望だけを見つめている状態に、水を差されるほどのものでもないでしょう。訓練だって、むしろ楽しみに思っているはず。
 なので、ここでは、不吉な予言という冷や水をもう一杯、かけておくわけですね。

 しかし原作ではさらりと読み流してさほど気にならなかったのに、アニメのゆったりと丁寧な演出&テンポと、恒松あゆみの説得力ある豊かな声に押されて、アマンティの占いの存在感が半端ないのは、どうなのか。
 ここまでリアル路線でずっと押してきたところに、さすがに食い合わせが悪いなぁとは感じるわけで。

 まあ、アマンティは、よくある予言者一発キャラというわけではなく、ここから出番も立場も深まっていく人物なので、今後の出番が増えるに従って、キャラクターそのものの説得力は高まっていくことでしょう。

 現時点ではそれよりも、新田が家族に対して持っている鬱屈や、ビンスの冷徹な批評眼のほうが、強い引き要素であることだし。
 いずれにせよ、新展開へのタメ時期。時間帯移動もあるし、この先をじっくりと待ちましょう。見ていきましょう。

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宇宙兄弟 Blu-ray DISC BOX 3
 3月27日発売予定、BD-BOXの3。コメンタリが南波一家四人ってのはちょっと面白そうな!でもコメンタリは二話だけなのか……。
 そんな手間かかるものには思えないんですがコメンタリ。声優へのギャラも、音のみだと大したことなさそうだし。イクサガみたいに全話につけるのがデフォになったりしてくれないかしら。

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聖闘士星矢Ω#47「わずかな希望!新たなる闘いの地!」

 アモール劇場が素敵すぎて、石田彰の偉大さを改めて実感するわけです。
「ああ、また悲しい過去語りか。アモールよ、お前もか」と思わせた次の瞬間の突き落とし。いっそ快感。

 ……まあ、真実が何処にあるのか、現時点では知り得ませんが。案外、本当のことを語っているのかも知れず。
 しかし、たとえそうだとしても、アモール劇場のインパクト、上げて(むしろ下げて)落とす持って行きかたの素晴らしさは、少しも色褪せるものではありませんね。

 春からの延長が発表されたわけですが、話のボルテージはきっちりと上がっていて、一安心。メディアの本性も暴露されたし。というか、マルスを最後の踏み台にするのは想定内ではありましたが、改めて見せられると悪女っぷり外道っぷりが輝かんばかり。

 そして、アプス、という名前がここで初出(だよね?)。もう少し前から伏線が欲しかった感はありますが、メディアの行動原理がようやく分かりやすく整理されるのなら、それは歓迎したい。
 メディアとアモールの愛憎あふれる姉弟関係についても、もっともっと味わいたいところですが、どうかな。やってくれるかな。

 火星連行と相成った光牙とエデン、そして取り残されるユナ達四人。ええっここで傍観者どころか見学も出来ずに取り残されるんですか!?と思ったら、来週、一応なんらかの救済措置はありそうで、ほっとしました。
 黄金聖闘士の皆さんが発射台扱いで終わってしまいそうなのは残念ですが。
 っていうか旧世代はもう全然出ないのかなぁ。こういう新作で、旧キャラは出しすぎてはいかんものではありますが、ここまで控え目に過ぎる出番というのも、古くからのファンを失望させてしまうと思うのですが。

 まあ、延長戦もあるし。だいぶ流し見になっていますが、いましばらく、のんびりとつき合わせていただきます。

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聖闘士聖衣神話EX 黄金聖闘士ピスケスアフロディーテ
 しかし魚座は一癖も二癖もある、というお約束があるのか。石田彰を使いつつ、耽美にしてはいない今作も、なかなかだと思います。
 黄金聖闘士は聖衣が「鎧」しているだけに、旧作とのイメージの共有バランスが難しいんだろうな。健闘していると思いますですよ。

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