宇宙戦艦ヤマト2199#5「死角なき罠」

 第二次メ号作戦。反射衛星砲。
 こんなキーワードだけでもう燃えたり萌えたり出来てしまう。

 作戦立案から戦闘突入、その合い間に差し挟まれる細かな人物描写、艦内の人間関係の綾がまた、見ていて楽しい。
 というか、このあたりから、「設定の通りに動かしている」感が取れて、「人間らしく息づいている」雰囲気になってきたな、と思います。
 真田の言葉を翻訳する新見とか、初志貫徹の山本と古代&加藤の後押しとか、佐渡先生の前で今さら恥じらう真琴とか、その他もろもろ。人間模様を観察(というより覗き見)する楽しさ。

 もちろん戦闘もたいへん楽しいです、はい。艦載機の発進シーンとか、それだけでご馳走様です。
 ヤマト撃沈シーンは、完結編オマージュの要素があるようにも受け取れるらしく、人によっては使われ方が若干腑に落ちないらしいですが。
 完結編を見ていない半端な旧作ファンとしては、インパクトがあって、見応えのあるシーンだなぁと思うのみでした。
 そして、このピンチをいかにして脱するのか。反射衛星砲の謎を打ち破るのか。
 毎度のことながら燃え楽しゅうございます、はい。

 普通にわくわくして見られるSF冒険アニメ。旧作ファンというフィルタをはずして、それだけでも、十分に大好きになれる。
 2199をそう認識しはじめたのが、このへんなんだよなぁ。

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宇宙戦艦ヤマト2199 オリジナルサウンドトラック Part.1
 2012年に発売済のサントラ。Part2は5月29日発売予定。
 レビューの点数に異様にばらつきがあると思ったら、商品として音響がなっていない、ということらしく。まあ……ランティスだから……みたいな。いや詳しくないのにアレですけれど、古株のメーカーとは違っちゃうんだろうなぁ、という。せっかくの楽曲を勿体無い、という意見には心底同意します。

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