機動戦士ガンダムAGE#47「青い星 散りゆく命」
貴重なセリック隊長がぁー(棒)
いやだってここまで死亡フラグ立てておいて、生き残ったらそっちのが不思議でしょう。と思いつつ、それでも生き残って欲しかった。
なんでこの作品、まともなサブキャラを死なせまくるんだろう。つまりあれか。戦場で生き残るような奴なんて、みんな(自粛)ってことか。
……それは、正しいのかもしれないけれど。
ばらまいた死亡フラグの回収に入るよー。といった回でした。サブタイトルは「死亡フラグ、回収」とかでいいんじゃないの。あるいは「キャラクターを殺して、戦場の厳しさと空しさを演出しまーす」でもいいけど。
このアニメにおける死亡シーンって、素晴らしい作画によって瞬間的なボルテージは上がるんですが、どうも素直に感動出来ない。
ただ駒が盤上から落とされた。そんな感慨しか、持てない。
キャラクターが死んで悲しい、ではなく、キャラクターが(製作者により)殺されて悲しい、と感じてしまう。
フィクションの死に際した時に、悲しみを、切なさを、やりきれなさを抱くためには、積み重ねられたドラマが必要であり、また、死が、不可避であること(この場合、脱出が不可能になってしまったこと)に説得力が必要だと思います。
セリックについて言うと、ドラマは、取ってつけたような艦長との交流(というより一方的なアドバイス)くらいしかなく、必然性は、この状況に至ってしまったことを視聴者に納得させるだけの描写がなく。
そんな中で、うわっつらだけの泣きドラマをやられても、別種の、メタな意味でのやりきれなさ……「ああ?なんでこのキャラをここで殺すの?ドラマ盛り上げたいの?話の都合なの?」という感情が先に立ってしまう。
死の扱いがそれだから、キオの不殺の甘さも(本人の覚悟という意味と、作中での意義と、両方において)際立ってしまうんだよな。
とにかく根本的に「ドラマ分」が足りていない、人物と物語がこなれていないため、作画と演出による力ずくの説得に頼るしかない。そこが、茶番くささに直結する。
話だけ、キャラだけを取り出してみると、そこまで悪くはないんですが。調理法が致命的に駄目……なんだろうな。もったいない。
ここまで来たからには、最後まで付き合いますけれど。
ともあれ、いろんな意味で切なかったです。今回。
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DVDってこんなパッケージだったのか。というか、中ジャケ絵?初回限定版のモビルスーツオンリーのカバーより、とっつきやすい気が。
とりあえずアセムさんがイケメンなので、貼っておきますね。レビューでの叩かれっぷりは相変わらず。 毎回ひとりだけ星5の評価をつけているのは、どっちかって、荒らすため、荒れさせるためなんじゃなかろうか。と、勘ぐりたくなる。若干電波入ったレビューなんで、無いか。というか、それはそれで怖い。