宇宙兄弟#6「頭にまつわるエトセトラ」
話の進行そのものはだいぶのんびりしているのだけれど、ついついじっくり見入って、退屈することがない。「早く話を進めろよ!」と苛々することもない。
不思議だな。
でも、魅力的。多分、六太も同じ。
まあ、原作では、次回が気になるよちょっとどうしてくれるのこの展開、と思うこともしばしばだったのですが。アニメは、来週が待ち遠しい気持ちと、今週も面白かったなぁという気持ちを、とても良いバランスで持つことが出来る。
一本の話、「一話」としての構成が、しっかりしているということかな。
あとは、キャラクターの魅力。安定の六太と日々人、ゲストのジェニファーも良かったなぁ。それと忘れちゃいけないアポの名バイプレイヤーっぷり。
しかし何よりも今回の見せ場というか素敵だったのはやっぱり星加の存在。ラストなんて完全に主役でした。
子どもの頃から南波兄弟を見てきたこと、自分が「運悪く」宇宙飛行士にはなれなかったこと。
それらを、安易に託すわけではなく、自分自身の熱さへと変えて、燃やしつくせる。熱い、熱くなる、大人の男。
昨今、貴重すぎる存在であります。ことアニメにおいては。
うむ。毎週、安定して楽しんでおります。
大人も子どもも、男の子も女の子も、みんなで見れば良いよ。実写映画のダイジェストっぷりへの不満も、これを見れば解決だよ。
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宇宙兄弟 Blu-ray DISC BOX 1(Blu-ray Disc)
こりゃたまげたなぁ。BD-BOXでの発売ですって。1クール収録、9月発売予定。しかし検索してみるとDVDはしっかり単巻で発売されます。
これは、あれだ。プリキュアと同じで、元からの大ファン、濃いファンはBD-BOXを買ってね、ライトなファンはDVDを買ってね、あとはレンタルだよっていうパターンですね。やっぱりファミリー向け作品なんだなぁ。