ファイ・ブレイン 神のパズル3#4「おいしいものを食べればだいたいのことは解決する」
おいしいものを食べるのは大事です。おいしいものをおいしいと思えるのは大事です。
ひるがえってレイツェルは、おいしいものをおいしくないと思おうとしているわけで……んーんんー。なるほど。
ジンを挟んでのレイツェルとカイトの対立。すっかりおなじみになった構図ですが、ノノハがノノハらしいノノハのペースで緩衝剤となっていたのが、たいへん嬉しゅうございました。
揶揄されることも多いですが、ノノハさんは立派にヒロインですよ。と、実感する瞬間でもあります。ヒロイン、という言葉の定義次第ですが。
私の個人的な基準ですが、昔から、ヒロインに欲しい性質として「主人公をはじめとする周りの人物に対する受容と寛容」を第一としております。
で、ノノハについては、一期からずっとこれを完璧に満たしているので。紛うことなきヒロインである、と認識しているのですよ。
別に攫われたり洗脳されたり名前を連呼し合ったりしなくても、ちゃんとヒロインだよ。ヒロイン。うん。
それはそれとして、今回は一応、キューちゃんのお当番というか出番回だったのかな。数字に強い、という特性をちゃんと持ち出してくれて、最初は馬鹿にされつつも本領発揮で大活躍!かと思ったら、結局最終的にカイトさんの助けが入るという。しょうがないんだけど、少々残念でした。
キュービックさんには、たまには「ひとりでできるもん」して欲しいなぁとも思うのね。
一応いつもフォローは入るし、必要な存在であること、優秀であることは確かなのだけれど、基本的にみそっかす扱いであるよなぁと。
まあ、ひとりだけ年少なので(つい忘れがちですが)そのへんも加味して考えるべきでしょうか。
メインキャラクターが多すぎるだけに、役割と出番と活躍度の割り振りは、むつかしいのだろうなあ。
単なる背景や解説だけの存在にはしないぞ、というこだわりと誠実さは感じるので、その点については心配していないですが。
目配り気配り。大変だ。そして三期からのレイツェルもエニグマも、毎回ゲストのマスターブレインも、ちゃんと魅力的だったり楽しいキャラだったりするので、なおさら大変だ。視聴者としてもときめきが多くて大変だ。うむ。
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ファイ・ブレイン~神のパズル オリジナルサウンドトラック Quebra Cabeca
そういえばサントラの第二弾は出ないのかしらん。とても特徴的なファイブレのBGMは、作品世界の魅力の何割か(決して少なくない数字)を担っていると思います。
爽快感、カタルシス。演出。意識せずとも、耳の奥に残るもの。BGMって大事だよね。