ドキドキ!プリキュア#37「なおせ好きキライ!ニンジンVS亜久里」
アイちゃんの駄々こねがプリキュア各人の弱点を暴き出していきますよシリーズ。
わたくし待望の亜久里ちゃん回でございます。単に贔屓ってだけですが。
キュアエースこと亜久里の場合、とにかく「大人」と「子供」のギャップを軸にしてのエピソード作りが定番となっておりますね。
今回もご多分に漏れず、アイちゃんを諌めつつ、実は自分もにんじんが嫌いでした、という。食べ物の好き嫌いへの教育的指導を絡めてあり、ご両親も安心安全にっこり笑顔。……かな?
味覚そのものなのか、トラウマがあるのか、食わず嫌いなのか、そういった「好き嫌いの種類・中身」についてはおそらくあえて触れなかったのも、教育的効果の汎用性(という言い方でいいのかな)を高めるためだったのかも。
教育的。教訓的。実際、これを見て、単なる味の好悪や食わず嫌いだったお子様は、にんじんを食べられるようになる可能性もありそうです。
生産者の熱い思いが!とかじゃなくて、キュアエースが美味しそうに食べてた!という。その理由でもって。
つうか生産者のひとがフェチっぽいのはどうかと思いましたけれどもっ。
実際のところ、美味しそうに食べて、その次の瞬間ににんじんがゆるキャラ化する流れは、なかなかに美しかったし分かりやすかったと思います。うっかり騙されて(騙され?)食べてしまうお子様も居ることでしょう。
にんじんって生で食べるとえぐみが少なくて、若干食べやすかったりもするんだよね。とれたてならなおさら。というあたりも、もうちょっとだけ押して欲しかったような気はしますが、贅沢かな。
それにしても、ここまでずっと、アイちゃんが成長の鍵シリーズなんですよね。これ、わりと意味があることなんじゃないでしょうか。プリキュアの導き手としての役割とか、映し鏡としての役割とか、そういう感じで。
まだまだアイちゃんの正体とか、レジーナの正体とか、アン王女はどうなってんのとか、引っ張ってくれるストーリーはありますですね。
とりあえずわたくし的にはキュアエースさんにさらなる事情があること、を期待しております。贔屓ですから。だいすきですから。
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ドキドキ!プリキュア なりきりキャラリートキッズ キュアエース
なりきりキャラリート。全員分の衣装が出ていますが、親御さん目線のレビューが見ていて楽しく、ついつい読み比べてしまいます。
親としては、丈夫さとか、着やすさとか(自分で着られることは大事らしい)、デザインの違いによる見栄えとか、いろいろ気になるものなのですねぇ。
しかしレビューを見ると本当にコア年齢は3〜5歳くらいなんだなぁ、と。大人のしたり顔だけで語っちゃ、見えなくなるものが多分にあるよなぁ、と。自戒と反省。