ファイ・ブレイン 神のパズル3#2「君は何も知らない」

 第一話と第二話が前後編になっていたのだな、と見終わって気がつく。
 色の名前をアルファベットに置き換える、というパズルの仕掛けが共通していたのも、それゆえのことかな、と。
 それにしても、ダブルプロットで緊張感を持たせての進行は楽しかったなぁ。しばらくこのまま進んでくれても良かった、と思わせるくらいに。
 まあ、つまりはロケットスタート成功ということかな。

 前回の引きから、カイト・ノノハ・ルークの脱出劇。珍しくパズルをトチるカイトがわりと新鮮でした。それだけレイツェルの脅威度が増して感じられたな、と。
 ノノハの特技(というより特殊能力、異能のレベル)である記憶力の良さが発揮されたのも、序盤の要素として必要なところを埋めた感はありましたが、嬉しかったりしました。
 しかし、ルークの出番がカイトを庇うのみで、パズルの解法については関与しなかったのは、ちょっと面白かったな。ファーストエピソードだからってことはありますが。他の誰を食っても、パズルにおいてカイトを食うことはしない。のか。このあたりのバランスも、だいぶ配慮されているように思います。

 後半は、天才テラス組、ギャモン・キューちゃん・アナのターン。
 ……アナの賞金が一番高いのはなにげにショックでしたよショック。天才肌ならぬ真の天才で、予測不能、天然本能、真っ直ぐ真実に辿り着く。ゆえに高評価ってのは分かる。分かるのだけれど。
 明らかに努力型、秀才型のギャモンが下回っているのは、哀しい……わたくしがギャモンさん贔屓ゆえにより哀しく感じているのは知っています。知っていますから。

 その分、アクション担当になったりするのかしら。蹴りの作画がわりと気合い入っていたし、元からバイク乗りだし、アナを背負ったりキューちゃんを抱えたりで力持ちっぷりも強調されているし、ってアクションというより肉体労働要員ですね!

 ともあれ、基本的な話の仕掛け、キャラクターの配置、敵の設定、その他もろもろ。準備は整い、導入編は終わりまして。
 でもってレイツェル転校してくるんですか。どのつら下げて。えぇー。
 まあ、いつだって「学園もの」に立ち返るスタンスは好きです。何と言っても入り込みやすいし。学校、という共通認識がフレームとなることで、見やすさに繋がるし。
 呑気な雰囲気を取り戻すのも、それはそれでよし。

 予告に和みつつ、次回もお楽しみ。なのです。

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 第3シリーズも含めての総括本とか、出ないかなぁ。出たらいいなぁ。なんかアンソロ第二弾も出るようだし、どうですかひとつ!(誰に向けて言っているのか)

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