宇宙兄弟#77「宇宙飛行士の娘」
オリガかわいいよオリガ週間、継続中。
小さい頃のふぎゃふぎゃ泣くオリガがまた可愛いのであります。けなげなのであります。いじらしいのであります。
そして花開いた、今現在のオリガが、美しいのであります。
惑う日々人の光明として。
日々人ロシア編、あるいはオリガ編は、これまで描かれてきた六太サイドの話の破天荒さ（と言うほど思っていなかったけれど比べると）に比べて、実に地味というか、地に足の着いたドラマを展開していて。
しかし、それがやけに面白かったりするあたりが、作品の底力。
今さらお酒のつきあいを前面に出してくるとか（しかし舞台がロシアなので自然……というか舞台がロシアになるまでこのシチュエーションを取っておいたんだなぁという）、泣き虫だった女の子の成長を日々人の現在と未来に重ねてくるとか。
ほんと定番な展開なのですが、地道に一歩ずつ踏み固めていく様子は、見ていて頼もしく、良い意味での安心感、安定感があります。
完全に「ヒロイン」しているオリガがちゃんと魅力的に描かれていることが、その基なのかもしれないなぁ。
もちろん、バイプレーヤーとしてのイヴァンの存在感も大きいですが。
サブキャラクターの魅力を味わいつつ、日々人の心の襞を味わいつつ。
ロシア編、楽しんでおります。
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宇宙兄弟(22)限定版 (講談社キャラクターズA)
限定版22巻は望遠鏡つき。面白いなぁというか望遠鏡ってそんなにお安く作れるんだなぁといういやな大人的な考えもちらりと……いやいや。ひとつのきっかけとして、こういう企画は良いものです。
なんかもう宇宙兄弟の限定版はいわゆるプレミア商品というより「ふろくつきまんが」なノリになってきた感がありますよ。
