Free!#10「苛立ちのハートレイト!」

 すいませんもうなんか面白くなっちゃいました凛と怜の対峙するラストシーン。
 だってこれなんていうかもうなんていうか。

 怜「ここがあの女のハウスね」

とかネタ連想しちゃってスミマセンスミマセン女じゃないけど!

 脱線。修正修正。
 前半はほんと、怜にはいたたまれない状況でした。思い出話に花が咲く他の三人から蚊帳の外状態に置かれて、ぽつねんとしているのが、実に不憫で。
 アルバムを囲んで会話するシーンで、怜だけ見切れ(誤用)て表情が見えないのが、なんともやるせない演出でありました。

 けれど、そんな怜を若干気遣う様子を見せる遙が、いい子だなぁというか、後輩に……回りの人間に、ちゃんと目を向けるようになってくれているんだなぁという。
 そもそも凛と遙の中学時代の対決、そして因縁については、怜のみならず真琴と渚も知らなかったのだから、これは、真琴と渚に対しても打ち明けたことになるわけで。
 遙と他三人の距離が明確に、着実に、縮まっているということでもあるのだな。
 遙と凛のみの間にあったこと……彼らふたりで抱えていたわだかまりが、こうして共有されていくのは、なんだか面映ゆい気もします。

 改めて構図を俯瞰すれば、凛って、ヒロインポジションなんだよなぁ。ヒロインという言葉がアレだったら、キーパーソンポジション。
 作品中の葛藤を一手に背負っているだけに、見ていて辛くもあり、しかしおいしい役回りでもあり。

 それが、作品中で最もライトなポジションの怜と、どのような接触を果たしてくれるのか。次回が楽しみであります。お互いあまり傷つけあったりせず、ちょっと愉快に話し合ってくれたらいいな。と思うのであります。

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