クロスファイト ビーダマンeS#100「たちはだかる壁!スバル&ドラヴァイス!」

 カモンとスバルの対決。今までもけっこう対戦していたように思ったのですが、本格的に試合としてファイトするのは、実はあまり無かったのか。
 というか序盤のスバルは、啓蒙するためにWBMAからやってきた工作員。な雰囲気を醸していたからなぁ。

 この最後の出番において、カモン(現主人公)との対戦という重要な場に立ちつつ、カケル(前主人公)との絆についてもあらためて言及されるという。二期通しての「スバル」というキャラの総決算らしい作りになっておりました。

 やきもち……もとい、やきもきしているカモンの目を通してスバルを見るのは楽しゅうございましたね。
いつも冷静で涼やかな態度に、対戦相手である自分を見てくれていないのではないか、と危ぶむカモン。しかしそれは、次の対戦を……カケルとの対戦を見据えているからなどという理由ではなくて、純粋にビーダーとしての高見を目指しているがゆえ。それゆえに保たれる透徹さ。
 スバルというキャラクターがずっと持っていたストイックさを、はっきりと特長、美点として描いてくれるとともに、おそらくは彼がこの先のビーダー人生(と、普通に人生)においても、揺るがぬ意思を持って、あの眼差しで、生きていってくれるだろうと。伝えてくれた。

 いい最終回(スバルのみ)でありました。

 ……あ、ええ、ナオヤさんの解説はときめきでしたが、解説役という最後のおいしい出番もここで使われちゃったか、という淋しさもあり。
 うう。ほんとに淋しい。でも楽しい。嬉しい。

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 ドラヴァイスさんもおつかれさま。スバルといいコンビでした。って、まあ、どのコンビもいいコンビなのだけれども。
 そういえば基本的にビーダマンとは信頼関係でもって結ばれるもの、というスタンスを崩さなかったなぁ。危うくなるエピソードもあるにはありましたが、扱いは軽めで。

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