聖闘士星矢Ω#66「鋼鉄奮闘!名もなき勇者たち!」
鋼鉄聖闘士の存在意義。というか、弱キャラ、雑魚モブキャラ……いわゆる、必殺技の一発で一斉に吹き飛んでしまうようなキャラの存在意義を問うという、車田マンガのお約束に対して若干挑戦的にも感じられる(気のせい)お話でありました。
……いやいや。鋼鉄聖闘士という半端な存在にスポットを当ててくれるのは、凡人スキーとしては嬉しゅうございましたが。
哀しいお話になっちゃうんだもんな……。
エマちゃんはけなげ可愛かったし、ケリー先輩は渋く(まさかの妻子持ち……過去形だけれど)恰好良かったし、そのへんは満足です。
三白眼、ちょっとひねてて、年も取ってて、軽そうなノリなのに要所でおいしくお説教しちゃうとか、「神さまだか何だか知らねーが俺たちゃ迷惑だ!どっかよそでやれよそで」を言っちゃうとか(えっ)、たいへん好みでしたいいキャラでした。
しかしラストでは、取ってつけたような死亡をかましてくれちゃって。感動するより先に笑っちゃったよ責任取って!とっテ!
まあ、登場した瞬間から死亡フラグ立ってましたけれどな。妻子の話を始めた時点で「だみだこりゃ」と思いましたけどな。
とりあえず、エマちゃんは死ななくて良かった。うん。
単発エピソードに終わらず、昴や蒼摩へのフィードバックが、少しでもあれば良いなあ。
昴と言えば、鋼鉄聖闘士が使えないものだと明言された中で、きっちり主人公集団についていっていることは、やはりなにがしかの伏線なのか。と、次回予告を見て、そこはかとなく期待。
……ああ、じゃあ、昴が鋼鉄聖闘士の中では突出した存在であることを描写する、という目的もあったのかな。今回のエピソード。
いずれにせよ、せつない役回りです。その他大勢の鋼鉄聖闘士。ケリー先輩。
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どうせなら旧作の鋼鉄聖闘士も、レジェンドな扱いで出してしまえば良かったのに。旧青銅のように破格の待遇で!イケメンボイス声優を起用して!
……版権的に面倒なことになっていたりするのかな?玩具ありきで出された存在だからなぁ。