聖闘士星矢Ω#64「進め聖闘士!パラスベルダへの険しき道!」
栄斗と昴のタッグです。対戦相手となる敵は双子です。絆の強さが試されちゃいます。
血を分けた兄弟か、血を分けた兄弟よりも濃い女神の聖闘士としての絆か。
……おお、始まった瞬間、ラストまでの展開がほぼすべて見通せる。見通せるぞ!
もしやこれがセブンセンシz(寝言は寝て言いましょう)
久しぶりに栄斗の出番が多かったこと、昴に話がフォーカスしていることは、なかなか嬉しゅうございました。
長丁場のシリーズゆえ、こうしてひとつずつ仲良しエピソードを重ねておくことは大事。これまで接触の少なかったキャラであればなおのこと。
昴を中心として人間関係を組み直す……立て直すのは、話がとっ散らかった時の伝家の宝刀として、今後も使われていくのかもしれないなぁ。狂言回しとして、優秀なポジションですから。
それよりも話そのものの中心にポジショニングして欲しいものですが。もうこれは諦めた方がいいのか……。
一方の栄斗さんは、毎度毎度、気が付けばフェードアウトして、おいしいところ取りよりも存在感の薄さが際立ってしまう、不遇キャラになっているわけですが。
そういう意味で、昴とは相通ずるものがあるのかもしれないし、タッグを組むのも必然だったのかも。
しかし、また下級のパラサイトは逃走して終わっちゃうのね。もういい加減に数を減らしてくれないものか。雑魚が出てきては逃げて、逃げては出てきて、名前も特性も覚えていられないし、消化不良になっちゃうし。
でもって問題は、星矢と光牙一行の合流、敵の本拠地への到着など、話は一応前に進んではいるけれど、それらに個別エピソードが全く寄与していない(今回の栄斗と昴にしても、完全に単なる敵襲撃での寄り道)あたり。そのへんが、緊張感を保って見ることが出来ない理由かなぁ。
うーん。しかしここまで来たら、お付き合いは続けるべきかしら。と、悩み続けて数か月経ってしまったなぁ。
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聖闘士星矢Ω 13 (最終巻) [Blu-ray]
前期シリーズ最終巻、8月発売予定。相変わらず点数は低いものの、それなりに総括としてまとまった、冷静で読み応えのあるレビューが上がっていて、ちょっと嬉しかったり。
しかし、二期開始とともに一期の再評価が始まるっていうのも皮肉なものです。実際、当初の学園聖闘士路線のまま突っ走っていたら、けっこう面白いことになっていたと思うんだよな……。