戦姫絶唱シンフォギアG#2「胸に力と偽りと」
第二話にして絶唱とか、敵味方ともにシンフォギア装者揃い踏みとか、上げていく一方のテンションが心地良うございます。
一期でも、そして第一話でも思ったことだけれど、ひとりで歌うよりふたり、さんにん、歌声を重ねると、加算よりは乗算の勢いで、燃え度が跳ね上がっていくんだよなぁ。それが心地よい。気持ちよい。歌声の美しさともあいまって。
本格登場の調と切歌は、素の状態が普通に可愛い女の子の言動をしていて、これからの対決を考えると、なかなかに切なさもはらんで来る予感。
というか、オープニングからして、それぞれ各人に対応したライバル関係になるのか。若干予定調和的ではありますが、定番の燃えシチュエーションとして、これは有り。
しかしマリアに対するのが翼だとすると、今回は響よりも翼のほうに軸足を置くのかな。いずれにせよ、ふたり(クリスも入れて三人?むしろマリアも調も切歌も入ったり)主人公に変わりはないようですが。
派手な舞台での戦闘とは別に、縁の下の力持ちしている緒川や弦十郎といった人物の動きも追っていて、全体に目配りが行き届いている感。
ことに緒川は、今回本当にいい動き、いいサポートすぎて、見ていてたいへん嬉しゅうございました。いいなあ緒川。いいなあこの手の柔弱そうで芯は強いタイプの保志の演技はたいへんに好みだなぁ。それかい。セルフつっこみ。
一方で敵方もまた、ナスターシャ(17歳にこんな老女役を振るとは大冒険だな!)の大物感が小気味良く憎らしく、最後に登場の彼もまた、この先いい味を出してくれそうで。
このあたりのそつのなさは、やはり二期としての落ち着きか、監督の違いによるものか。一期から通じるものもありますが、より洗練されているあたりが。
とにもかくにも、一期より安心して、安定して、見ていくことが出来そう。丁寧さをも楽しめそう。楽しんでおります。
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BD第1巻、ジャケットイラストは未だ上がっていないようですが、勇ましいキービジュアル。ってこれを見ると響とマリアの対峙になっているのか。いずれにせよマリアは一段上という感じですが、はてさて。
それにしてもマリアが好みすぎて辛い。彼女がこの先どういう道を辿るのか、どうなるにせよしんどいことになりそうで辛い。でも楽しみ。