宇宙戦艦ヤマト2199#12「その果てにあるもの」

 地球と、ガミラスと。それぞれの陣営における人々の様子が描かれ。
 普通に言うといわゆる「つなぎの回」なのでしょうけれど、「つなぎ」としての粘度が半端ないというか、次回へと引き寄せられる気持ちがたいへん強うございまして、期待度を高めてくれます。そのへんが、ヤマトクオリティ(信者目線入っているって?ええ自覚していますええ)。
 デスラーの会話の内容と相手とか。新見のカウンセリングとか。ここらへんも注意して見ておくと、のちのちたいへん面白く。伏線、というよりは、すべてがきちんと連続したストーリーとして繋がっていくので。

 それにしても、ガミラスのオヤジどもがとにかく格好良くて眼福すぎる。
 一方のヤマトにもまた格好良いオヤジどもはたくさん居るのですが、方向性というか、それぞれ体現するものが違っていて、二度おいしい。三度おいしい。何度でもおいしい。

 ガミラスの場合は、オヤジ格好良さに加えて、職業軍人の渋格好良さのが、さらに強いんだな。車内でのディッツ、タラン、ドメルの会話とか。おっさん専の薄い本がはかどりますね分かりまsスイマセンゴメンナサイスイマセン。
 ヤマトの方は、徳川機関長の年長者(長老レベルですが)らしい包容力のある諭しとお茶目な癒し(愛子ちゃんは超可愛い系の美人に育つと思います買いですよ島さん!) が素敵でありました。

 とにかく基本的に優しい、甘い……まあ、甘っちょろさが気になる向きもあるかと思いますが、「ひとにやさしい」ことが、ヤマトという艦における、ヤマトという世界における了解事項なのかもしれないなぁと。
 人情味、と言い換えても良いかもしれない。

 根本は、人情噺。

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 ジャケットの小首をかしげた雪が愛らしゅうございます、2クール目のエンディングテーマ。これ、曲もヴォーカルもすごく良いと思うんですが、ヤマトという作品にイメージを重ね合わせることが難しい……歌詞があまりにもヤマトの世界から遠すぎて。
 タイアップ重視ってなぁ。WIN-WINにするの凄く難しいと思うんだけどなぁ。

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