翠星のガルガンティア#12「決断のとき」

 ありがとうございます。ごちそうさまです。
 実現してしまったピニオンおろし髪、そして燃え萌えキャラ化に、ひたすら平伏するばかりです。ありがとうございます。ごちそうさまです。こんな回に限って録画を逃し、ハンケチをキリキリと噛み締めているのはワタクシです。キリキリ。

 チェインバーとの対話の妙。久しぶりのロボットアクション。メルティちゃん頑張る。ピニオンが(略)等々、ここに来て様々な燃え展開が詰め込まれ、とても見応えのある回となりました。
 先週のしんどさは、分かりやすいタメではありましたが、それをすべて引っ繰り返すカタルシス。まさかクーゲル中佐まであんなだとは……。
 これ、レドに辛い事実と見せかけて、実際には救いになっているよなあ。見ている者としても、ストレスがひとつ軽減されてしまった。
 クーゲル中佐と真っ向から対立して、互い主義主張を述べ立てつつ戦闘し、かつての同志と分かり合えないことに絶望する、という展開だって有り得たわけで。というか、それを覚悟していたので、肩透かしというか、ほっとしたというか。
 これがいわゆる、当初から多くの人が口にしていた「物分かりが良すぎる」ところかしら。キャラクターではなくて、物語そのものが。

 まあ、気分を軽くしてくれるのは、それはそれで良いこと。
 ストライカーの行動原理を知ることにより、人類銀河同盟が、戦争が、テーマが、……チェインバーが。レドの取るべき道が。浮き彫りになってくれる作用がありそうですし。

 次回、最終回。
 紆余曲折はありましたが、このぶんだと、力技ででもラストはしっかりと着地させてくれるかな。
 ラストシーンとして、エイミーがレドを受け止めたりしたら美しいな。と思っていたら、今回メルティでそのシチュエーションは使われちゃいましたけれども。どういう締めになるのかなぁ。
 そういえばメルティが目を覚まして、ガルガンティアの人々が皆で心配そうに覗き込んでいる図。ありがちと言えばありがちなんですけれど、なんだかとてもほっとして、心温まるものでした。
 こういうところで、自然に出るもの。もっと見たかった。

 とりあえず。
 もうね、あたまわるいこといいますけれど、ピニオンのおろし髪&アニキ成分をいっぱい見ることが出来たので、おおむね満足しちゃいましたねワタクシ的には。
 あとは、次回、空気になりませんように。
 でもって、うっかりラケージとくっついたりしませんように!いやこれ真面目に心配です。真面目に心配すんな。

amazon link

Febri (フェブリ) Vol.17 2013年07月号[雑誌]
 インタビュー・設定解説など、ガルガンティアの大特集が組まれた雑誌。
 レビューを見ると、とても充実した特集記事であるらしく、だいぶ読み応えがありそう。ことに第9話……ひいてはクジライカに対する作品のポジションが語られている、というあたり、興味深いです。ちょっと店頭で探してみようか。でも、一般の書店には置いていないかな……。

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村 アニメ感想ブログ