宇宙戦艦ヤマト2199#10「大宇宙の墓場」

 キャットファイトもいいけれど、ドッグファイトもね!
 そんな激しい女性ふたり。烈女とでも呼ぶべき。
 どうでもいいけど、メルダがヘルメットを取った瞬間の「生きているアホ毛」が愉快すぎて、緊張がゆるふわ〜状態になってしまったんですが、なんなんですか。狙っているんですか

 ワープ失敗で次元断層に閉じ込められ、ひととき敵と共闘する。信じるか、信じられるか、裏切るか、裏切られるか。エネルギー残り僅か。うむ、素晴らしい。燃え展開のお手本のような。っていうか元来のお手本に「なった」のが旧作だったわけですが。
 そこに付けられた味が極上なわけで、まあ楽しい楽しい。特使兼人質に青肌の美女、若本声がヤマトに埋め込まれたことの素敵化学反応、その他もろもろ。

 そういえば、後になって「ああ、なるほど」と分かる人物描写がここにもいろいろあって、面白かった。
 個人的にああっと思ったのは、島。ガミラスへの不信について、直接台詞でも表していますが、さらに、撃沈したガミラス艦に艦橋の全員が敬礼するシーンで、ひとりだけ敬礼していないんですよね。
 ひとつひとつ、ひとりひとりの台詞に、仕草に、意味がある。意味を読み取ろうとして、報われる。そんな悦楽が存分に詰まっているのです。
 ……まあ、とある人物の、とある要素については、後付け要素があることがコメンタリで明かされていたりもしますけれど。矛盾や違和感もないし、むしろナイス変更だった。

 というわけで、ある程度放送が進んだら、最初から見返すのもおすすめですよ。まじおすすめ。
そうやって、めいっぱい楽しんでいきましょう。ヤマトというお祭りを。

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宇宙戦艦ヤマト2199 6 [Blu-ray]
 7月26日発売予定。まあワタクシは劇場公開と同時に限定版を購入予定ですけれどねヲホホホホ。初日の初回上映、チケット予約済。ぬかり無し!……たぶん。
 っていうかこれ、商品説明の各話紹介で思いっきりいろいろネタバレしてるー!?いやまあ旧作を知っている人なら常識ではありますが、だからって、ねえ。どうなんだ。

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