ドキドキ!プリキュア#19「クリスタルをかけて!ジコチューのゲーム!」

 四個と一個の交換どう考えても割に合わない勝負なのに、受けてしまうマナさんかっこいいです。
いや変な意味というか嫌味じゃなくて、レジーナに対しては、なんでもまず真正面から受け止めてあげることが大切だと、気がついているからじゃないのかな。
 単に滅私というわけではなくて、ひたすら誠意の人なんだな、と。このドキプリ全体に言えることですが、マナの性格、人格、人徳の上に、多くが成り立っているんですよね。そのへんが、今作の、プリキュアというシリーズ上における特色なのかも。

 大方の予想の通り、レジーナさまのわがままさくれつ、ずるっこゲームな対戦回。卑怯っぷりに若干イラッ☆としつつも、瞬間風速的な面白さはありました。っていうかアイちゃんの能力で勝つのもだいぶずるっこだから、おあいこだな!
 ジコチューがいろいろ登場していましたが、とうとう、素体の描写まで割愛されてしまって、本当にプリキュア(&レジーナ)まわり以外の人間ドラマに目を配る気がないんだな、と……。
 実際、サブキャラが絡んでのサイドエピソードよりも、本筋を追う展開の方が面白く感じられるので(ジョー岡田さんのイケメン眼福補正は多分にあることを認めます)、見る方としてもそのまま受け止めていくが吉かしらん。

 ここ数回続く、レジーナ回。
 レジーナについてはいろいろと未だ不明な部分が多いですが、ポイントは、アイちゃんを可愛がっていること。それにも増して、アイちゃんが懐いていることかもしれない。
 赤い目状態のレジーナにも平気でくっついていくんだよなー。どういうことなのかなー。どうでもいいけどやっぱり金髪碧眼のほうが三割増しで可愛いですねレジーナさま。

 友情とわがままの間でグラグラしつつ、結局はストーリー展開の都合に引っ張られるレジーナ様が、わりと気の毒になってきた今日この頃。
 しかしここまで、「敵の娘」という要素をとにかくあっさりと抑えているのは、全体のトーンの明るさを保つためでしょうか。悲愴感が皆無なのは、ドラマを求める向きには物足りないかもしれませんが、楽しいプリキュアの世界を保つには、これでいいんだろうな、うん。
 いつかは、向き合うのか。
 それより先に、なんらかのほころびが出るのか。

 いずれにせよ引きのあるストーリーは良いものです。

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 スマプリのコンプリートファンブック。発売されていたんですね。980円というのはなかなか破格。
 版権絵はカレンダーがメインということですが、プリキュアって食玩まで含めると膨大な数のグッズ絵があるんだろうな……とか、ふと思いました。そのへんまで全部網羅したムックは難しそうですけれど。いつかどこかで、やってくれないものか。

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