聖闘士星矢Ω#57「ペガサスを倒せ!孤高の戦士エデン!」

 貴様ッ、そのピアノをどこから調達したッ!?

 とか突っ込みたくても突っ込めない雰囲気のエデンさんまじプリンス。いや車田正美の耽美キャラっぽくはあったけれど。
 一輝ポジションと呼ぶには、少々軟弱系なんだよなぁ。いやこの場合は軟弱ちゃう。惰弱か。うむ。
 いずれにせよおいしいポジション。

 とか言いつつ、ぶっちゃけ、今回の話だけなら、エデンよりもエネアドさんが格好良かったぜ。前期ではずっと良エピソードの担い手だったのになぁエデンさん。


 エデン、まさかの裏切り!?と思わせて(いや誰も思っていなかったでしょうけれど)、本格的な登場話ですぐさま真意を暴露してしまうという。エデンさん辛抱が足りないよ!
 スパイとしての活動には見切りをつけたのか、必要な情報は既に入手済なのか。
 ただ単に聖域を侵されてイラッ☆としたからなのか。これが一番正解っぽく思えるあたりが、なんともかんとも。

 しかし、エデンが前期で「すべてを喪った」者であること、それを乗り越えていること、をはっきりと描いてくれたのは、なかなか感慨深くはありました。
 本当に不幸を一身に背負ったようなキャラで、同情を禁じえない……。

 ううむ。星矢Ω、どうしようかなあ。最近、だいぶ流し見になっちゃってるなあ。しんどいなあ。
 と思い始めていたのですが、予告を見ると、次回はなにやら黄金聖闘士が勢ぞろい再登場するようで。
 もう少し、付き合ってみようかな、と思い直す所存。

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 一期もだいぶしんどかったけれど、エデンまわりの話とキャラクターはみな魅力的でした。
 この巻はソニア退場のあたりかな。ソニアといいアリアといい、生き返るのではないかという儚い希望をずっと抱き続けて、疲れました……。

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