カーニヴァル#4「宵待燕」
わりと目まぐるしく話の焦点が動いていくなぁ。
无の出自と過去を探す旅から、寄り道。一転して、花礫の過去と因縁へと。
无に関しては、ここから大きく動くには、やはり嘉禄の登場が必要なんだろうなぁ。物理的な……というか、直接の対峙でなくても、露出が増えないと。
実際、少しずつ登場頻度は増加してきているので、周りから固めていっている感はあります。気長に待つべし。そういえばまだ四話だったっけ。
で、予想通りにヘビーな過去持ちの花礫さんパート。
しかし花礫にとって恩人フィルタがかかっているとは言っても、自分の弟妹を実験台にしていたとか、ツバキという人物はあまり同情できない気がするんですが……ツバメとヨタカの行く末よりも、己の恋愛感情を優先した結果であろうし。うーむむむ。
いずれにせよ、ツバメとヨタカには悲劇しか待っていない予感がして、見ていてしんどいです。
どちらも登場の瞬間から薄幸オーラ出しまくりだしなあ。
他に、お話上で気になるのは、ツバキにその薬を授けた男の存在ですが。そのへんで輪絡み、ひいては无パートと噛み合ってきたりするんだろうか。
何にせよ、今のところ、多数のキャラクターと目の前で展開される事件を把握するので手一杯になりがちですが、第一話のように、これらが綺麗に収束していくのを、より長いスパンで待っている感じです。
とりあえず與儀が久々の脱力系宮野真守おいしいです。で、楽しんでおります、はい。
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カーニヴァル 11巻 限定版 (ZERO-SUMコミックス)
原作は11巻が発売されたところ。限定版は200円プラスでアニメ化お祝い小冊子つき……ですが、レビューによると、ほんとに内外からのお祝いメッセージを集めただけの本だそうで、評判も今ひとつ。ゼロサム系読者の限定版への目はなかなか厳しいな。