宇宙戦艦ヤマト2199#4「氷原の墓標」
ツンツン雪さんがチョロイン雪さんと呼ばれるまでの必要話数、四話。
というより、無駄に脳内で上げ下げをせず、見たままのこと・ひとを見たままに評価しているという、それだけなのですが。
作品の内外において、誤解や曲解で煽ったり話を転がすことをしない、潔さ。それが、正統派の気持ち良さなのかな。
戦死者に対する弔いにしても、浪漫と情緒は溢れていながら、いたずらに引きずりすぎず、また軽すぎる扱いともならず。
危急の時にあり、また軍人としての訓練を受けつつも、人間味を忘れない……というバランスが絶妙で、心地よく「フィクションにおける死」のセンチメンタリズムに酔わせてくれる。
いわゆる滅びの美学というやつでしょうか。
フィクションでなら、たんと味わいたい。
現実では、わりと御免こうむる。
しっとりしたお話から、次回はいよいよ冥王星。
ベクトルは違えど、見応えに変わりなし。はい。
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宇宙戦艦ヤマト
賛否両論なTVバージョンの主題歌ですが、商品内容&レビューを見てみたら、男性のみのバージョンと女性のみのバージョンが収録されているんですね。これはちょっと嬉しい試み。試聴してみたら、意外に女性バージョンが面白いなぁ、と思ったり。