宇宙兄弟#54「俺には運がある?」
総集編、その3であります。
前回・前々回と比べると、ぐっと物語の「今」……というか、兄弟の現況に近づいて、次のエピソードへのタメであることがひしひしと感じられました。
そして久々に見た閉鎖環境試験のクライマックスは、やっぱり、ぐっと来ます。
最大のライバルにして、最高の友人。同じ空を眺めて、同じ夢を見る、仲間との出逢い。
心に響く、名シーン。
彼らが「繋がっている」ことに気づくきっかけであり、かすがいとなったのが、「シャロン」という名前であったことも感慨深く。
……つまりシャロンはメーテル級のファム・ファタルだったんだよ!!!!1!!
ってなネタは置いといて。
新作シーンのサンドイッチ方式に加え、回想内でも、なにげに南波母でサンドイッチしているのが良かったな。
南波母のチャーミングさは異常。ほんと、感想で何度も使っている言葉だと思いますが「チャーミング」という言葉がこれほど似合うキャラも珍しい。
宇宙飛行士の息子を二人も生んでおいて、あくまでも当人は庶民感覚のまま、ふつうのおばさん感覚のまま(時に調子に乗ることがあっても、それもまたふつうのおばさんの愛敬の範疇)であり、なおかつそれがイヤミになっていないのが凄い。
個人的には、原作ではやっぱり若干、鼻につくところもあったのですが、アニメでは動きの愛らしさと田中真弓の絶妙な演技が素晴らしい効果を上げていて、実に愛すべきキャラになっているなあと。
六太の合格を知って、「アポちゃん、ケーキ買って帰りましょ」と言うシーン、素敵すぎますね。
嬉しいこと、お祝いごとがあったら、ケーキ買って帰るよね。
とかなんとか、なぜか南波母語りになっちゃいましたが。次回からいよいよ、本筋に戻りますね。楽しみ楽しみ。待った待った。
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宇宙兄弟(21)限定版 (講談社キャラクターズA)
原作コミックの21巻限定版は、アポのぬいぐるみつき。えっいまさら?えっまだやってなかったの?えっ?
なんてことは抜きに、素直に喜ばしく思いますです。アポもっと推そうよアポ。