イクシオン サーガ DT#25「-K2- Kon of Knack」(終)

 永井一郎のナレーションつければ説得力が出て壮大なファンタジーに見えるとか思ってんじゃねーぞ!うっかり見えかけましたすいません!

 いやあ。安定して酷い(褒めてます)最終回でありました。
 何が酷い(褒めてます)って、紺が酷い(褒めてます)ね!舌先三寸で切り抜けるシーンは数あれど、今回はその中でも最後にして最高の最低だった!

 そんなでかい図体で生まれてきてんじゃねーよ生まれてきてごめんなさいしろよって、それ、すごく理不尽ないじめ台詞なんじゃ……。
 でも作画的にはすごくイケメンでした。なおさら理不尽だ。なんか理不尽だ。

 しかし、OPをカットしただけあって(まあ最後に流れましたけれど)、実にきちきちに詰め込んであって、目まぐるしかった。
 だいたい、この一話だけでやったことが、

 ・フォレゾー撃破(って言っていいものか)
 ・戦争終結(ほぼナレーションだけで済ませやがった)
 ・エレクと紺の対決(むしろこっちが総力戦しかし水入り)
 ・エレク復活(何が。あれが。無駄に荘厳にスンナ)
 ・紺の帰還(ヒメかわいいよヒメ)

 とまあ、盛りだくさん。普通に二、三話かけてやってもいいんじゃないかっていう。
 しかしフォレゾー撃退からの一連の流れは、見ていていわゆるジェットコースター的感覚を味わえたので、いいんですが。うん、いいんですが。
 あの太陽にほえr……インコグニートの過去回は、何だったんだろう。とか、我に返って考えたりしなければ!

 でもって、エピローグ部分はやけに綺麗に終わってくれました。
 夢だったのかーなーんだ。あれっ夢じゃなかったのか。という、異世界往還もののお約束の中のお約束、最上級のお約束展開ですが、平手打ちの跡ってあたりで、実にしっくりとはまってくれて、紺の表情がまた良くて、うっかり爽やかに見終えてしまった……うっかり。
 とか言いつつ、文句なし。後味が良いってのは、いいことなんですよ。半年のお付き合いでしたから。
 最後の最後におまけもついてくれて(10年というキーワードの時点で超期待して待っていましたが!)楽しく見終わることが出来ました。

 OP&EDのインパクト、マリアンの衝撃、エレク様の不幸。紺が(見た目だけ)好みのキャラだったこと。で、序盤は入っていき、その後はインコグニートをはじめとするキャラクターのかけあいの楽しさや、毎週どっかしらは衝撃の(笑撃の)展開があること、で、間延びすることもなく、日曜深夜の癒し枠として、2クール見続けました。
 もともとは夕方枠の予定だったとどこかで目にした気がしますが、これ、夕方にやっていたら、どういう広がりを見せたのかなぁ。それも見たかったなぁ。今さら、詮無いことですが。

 楽しませていただきました。スタッフの皆様、ありがとうございました。

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イクシオン サーガ ED 1巻 (ZERO-SUMコミックス)
 コミカライズ、というか、DTじゃなくEDってあたりがミソ。「イクシオン サーガ」と名前についている書籍は数あれど、アニメ版準拠のコミカライズって、これだけかな?
 アニメ終了とほぼ同時に1巻が出るのは、タイミングが良いのか悪いのか。まだ続く媒体がある、という嬉しさはありますね。

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