宇宙兄弟#46「せっかちやろうナンバーワン」

 おちゃめいたずら紫さん。
 クールせっかちビンスさん。
 女性陣の家庭でのエピソードがメインのようで、実質、このふたりの先輩のキャラ立てが本題の回でありますね。

 紫は以前からああいう人物でしたが、今回のおちゃめのおちゃめっぷりと、引っかかってしまう六太、深読みしすぎなケンジ、のトライアングルが絶妙で、実に楽しゅうございました。
 ビンスは、登場していきなり強烈な印象。津田健次郎の声と演技がしっくりハマって素晴らしい。
これからのウェイトが大きくなるキャラクターなだけに、期待感が半端ないです。毎度のことながら絶妙のキャスティングだなぁ。

 前半の女性ふたりの家庭描写、ことに北村さんについては、この作品には珍しく、若干上滑りに感じられましたが、これはまあ好みの問題でしょうか。
 北村さんという人物について、ここまであまり描かれてこなかった分、その思想・信念といったものの裏付け(言い換えれば伏線)が足りなかったかな、と。などと言いつつも、弟妹いっぱい、面倒見が良くて慕われているおねえちゃん、というキャラ付けは、ほんわか素敵なものでした。

 ともあれ、舞台は再びNASAへ。
 なんだかんだで、月での非常事態よりも、宇宙小ネタを挟みつつの訓練編や日常編をやっている方がこの作品らしい……ような気がするので、本題にかえって、再びじっくりと描いてくれること、楽しみにしています。

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宇宙兄弟(20) (モーニング KC)
 発売されたばかりの原作最新巻。ここまでのペースを考えると、二期(と呼んでいいのかな?単純に時間移動だけだからちょっと違うか)ではこのへんのエピソードまで進めるのかなあ。でも、それだと(ネタバレ自粛)が気になってしょうがないだろうな。悶々。
 いずれにせよ楽しみです。

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