宇宙兄弟#45「5人の青レンジャー」
本当に、シャロンに池田昌子を持ってきたセンスは、無条件で賞賛されるべき。
私が基本的にベテラン声優を使われると弱いってのもありますが、それを差し引いても、加齢の枯れと同時に、積み重ねてきた人生の年輪も込められた、ニュアンスたっぷりの声と演技は、聞いているだけで幸せになれます。
同時に、一歩引いたところで見守りつつ、自分の存在と自分の夢を近くにいる男性の夢の糧として食わせる、シャロンの手腕にも痺れますね、はい。
まあ、女とか男とかより、人心掌握の手練れなのでしょう。それ以前に、周囲に影響を及ぼし得る科学者であることも、忘れちゃいけない。
シャロンとの語らいで、決意を新たにしたAパート。それをさらに押してくれる、ジャンプスーツ支給のBパート。という流れも綺麗で、日々人の大きな事件が終わった後、六太を追いかける通常のストーリーラインへとすんなり戻っていけました。
5人の青レンジャー、いいですね。いいじゃないですか。
いわゆる「憧れの制服を手にした瞬間の喜び」ってのは、ほんと星加じゃないけど、見ているほうも微笑ましく、嬉しくなる。良いもんです。
……どうでもいいけど、せりかの着替えシーンが無かったことには、びっくりしました。だって普通入れるでしょう！媚びるでしょう！
つまり、そんなところで媚びる必要も無いってことなんだろうな。それもまた、凄い。
ところで今回も南波両親はかわいかったです。そしてなにげに原作者がTVタレント役で一言だけ喋っていたのね……綾戸智恵もサプライズでしたが、こっちも驚いた。
いずれも違和感はなく、よいかんじでした。小町はもともと綾戸智恵がモデルだったそうですし、過去の宇宙飛行士出演回といい、贅沢に、かつ上手く使ってくるなあ。
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こうやって策略にハマっていくんだな……。
