AMNESIA#2「II」
時間は巻き戻り、記憶は戻らず。
謎は深まるのみ。
ちょっと思ったんですが、これ実は、主人公ちゃん自身は作品内において自分の名前を把握している可能性もあるような。
そうでないとしても、デフォ名なし主人公のゲームをアニメ化する際に、こういう手法で押し通すことも不可能ではない、と示す作品になった……かもしれない。
主人公本人の謎のみならず、取り巻くイケメン達もまた怪しげな雰囲気を出してきました。
誰を信じればいいのか分からない、何を信じればいいのか分からない。それこそが、記憶喪失ものの醍醐味。
主人公ちゃんの記憶も、お話も、いろいろと錯綜していますが、今回の重要なポイントを上げるとすると、シンの「人を殺した」発言と、ケントとのお祭りの思い出……あたりでしょうか。
幻覚、幻視。パラレル。
パラレル。
結局のところ、どれもが偽で、どれもが真とか、そういうところに落ち着きそうです。
多重世界の可能性をすべて見てしまっている、とか。恋愛シミュレーションゲームのアニメ化としちゃ、ひとつの理想形かもしれません。
まあ、まだ分からないけれども。
この謎めいた世界にただ身を任せて、当面、ぼんやりと見ていきたいと思います。
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AMNESIA クリアしおり4
イケメンがキラキラ輝くクリアしおり、2月発売予定。この乙女ゲームというかオトメイトブランド全体の塗りや色調が、最近どうも判子絵に見えて来てなぁ。いずれにせよ、これを再現しなかった「緋色の欠片」のアニメ絵が、反動でのっぺりと見えてしまったのはしょうがない。
しかし、エロゲ・ギャルゲとは明らかに違う潮流なのが面白いですよね。男性向けはよりポップであったり、爽やかであったり、明度が高い印象。女性向けは、耽美系への回帰の流れもほんのり感じられる……ような。