聖闘士星矢Ω#36「気高きプライド!ミケーネ、王者の拳!」
ヘッドパーツ壊れバージョン栄斗くんがたいへん素敵でしたご馳走様でした。フィギュアーツを出す際には再現を、是非、なにとぞ。
まとめてドン、な扱いをされてしまった、蒼摩と栄斗のバトル回でございました。
龍峰やユナと比べると、けっこう適当だなあ。ふたりまとめてということもそうですが、戦いの流れや、決着のつけかたも。ことに栄斗は、かばってドーン!しか見せ場が無かったのが淋しい。しかもめいっぱい悲壮感を出しておきながら、その後はピンピンしてるし。しょうがないけど!いつものことだけど!
というか、蒼摩と栄斗にも増して、ミケーネを描くための回であったのかもしれない。
ミケーネは、エデンへの公明正大な態度に加えて、前回でメディアへの不信をも抱いていたので、ここで折れてくれることも(ハービンジャーあたりと比べると)不自然ではなく。むしろ、大人として……大きな人物として描かれているがゆえに、内面にあった葛藤と、そこから出でる決意も、重かったのだろうな、と察せられる。
マルスへの忠誠。そこから、エデンにかける思い。
マルス一家との関わりが深いというのは、なかなか面白い立ち位置。
マルス・エデン・ソニアと比して、メディアにだけは心の距離が若干開いているっぽいのも、興味深いというか、先のストーリーに影響しそう。
この作品は基本的に「若者のひたむきさと熱意と可能性に、大人が瞠目する」という構図なわけですが(第一に星矢→光牙の世代交代があるわけだし)、大人組の事情を体現する人物として、頑張っていただきたいところであります。
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発売中のOP。曲そのものは、なかなか熱いし星矢らしいし、良いのではないかと思いますが。ニコ動出身ってどうなんだかなぁ。ことに「歌ってみた」出身ってのがなぁ。と思ったら、なんだか手厳しいレビューが一件だけ、ついていたり。ううむ。
いっそ声優合唱バージョンとか出してくれないものかしら。