クロスファイト ビーダマンeS#8「アクロス=イグル!大食いヤローがやって来たぜィ!」

 ユキヒデ登場。期待通りの楽しさでございました。アオナは災難だったけど、ユキヒデって確かレストラン経営のわりとおぼっちゃんだったはずだし、ごひいきになるならそれはそれで。レストランとタイアップ展開してもいいのよ?
 でもって、アオナへの心配がいらだちへと変化してしまい、出会い頭の印象だけで対戦を申し込んでしまうカモンが、なにやらシスコン可愛かったでした。
 姉と弟いいよね。このシチュエーションの場合、兄と妹よりもぐっと来るよね。よね?

 一方、ミツルはカゲロウと接触。にぎやかしの天然アホの子に見えて、きちんと事態を動かしているあたりが嬉しい。人物配置に抜かりなし。
 この作品、ぱっと見のキッズ向け・ホビー販促っぷりで侮られがちだと思うんですが、実はかなり丁寧に構成されているんじゃないかなーと思っています。

 元から私は、販促アニメをきっちり販促しつつ、仕事として、作品として仕上げる人に、大きな敬意を抱くものであります。
 芸術性と商業性の兼ね合い、折り合いを、どこでつけるか。バランス感覚に秀でていなければ、出来ないだろうなあと。
 ……まあ、稀に、全部すっ飛ばしちゃうような作品もありますけれども。

 閑話休題

 カモンとユキヒデ、ミツルとカゲロウの対戦を、例によって同時進行。対戦の仕組み事態がシンプルなものとはいえ、毎度よくやるなーと思います。単純に密度が倍になるわけですから。
 でもって、アクロス=イグルをお披露目しつつ、ユキヒデ、ひいてはクロスファイトについての情報を、視聴者とカモンが共有する。すごく分かりやすい。
 カゲロウの方も、ミツルとの対戦、取り巻きの乱入を通じて、心に抱えている問題の伏線をしっかりみっちりと。キャラクターに深みを増しつつ、「嫌わせない」配慮が効いています。

 毎度のことながら、見ていてほんとに安心感があり、時に意外性もあり、楽しい。15分でも、これだけ楽しめるんだな。うん。

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 アクロス=イグルで単品商品が見当たらないなぁと思ったら、コアとボディのランダムブースターを買って、当てて、組み合わせて作る……ってこと?なかなか悩ましいというか、トレードしたり、いろいろ試行錯誤することも含めて、ホビーとした商品なのか。

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