宇宙兄弟#34「月夜の晩にパグとハグ」
神頼みならぬ犬頼みな六太さんがいい感じにダメですね。本当はダメじゃないくせにね。このこのこのー。
あとは運に縋るしかない、って、ぱっと聞いたところではダメ台詞に思えますが、実のところ現時点での六太は「人事を尽くして天命を待つ」状態なわけで。
やれるだけやった後の、審判。そりゃもう、落ち着かないでしょうね。
……人間の運には総量がある、という持論を持っていたのは、阿佐田哲也でしたっけ。などと、ふと思い出したり。
並行して、月での日々人の様子も描かれていきますが、こちらはまたのびのびと過ごしていて、見ていて楽しい。
天然なのか、度胸があるのか。宇宙服を最初に、何も考えずに脱いでしまうあたり、お約束ながらもたいへん小気味の良いものでした。
日々人のことを考えて、月のことを考えて、空を見上げる人々も、先週に引き続いて感動的。
電車の中から見ているシーンが、いちばんなんだか心に刺さったかな。
いまどき電車の中って、みんな、寝てるか携帯いじってるか。だもの。
たまには空を見上げるのもいい。
しかし、この話が、ここまできっちり二つのルートに分かれて、なおかつほぼ等量に描かれるのは、ここに来て初めてのことじゃないかしら。
兄弟それぞれのルート。いつか交わる日を待っている。
だいぶ遠いなあ。進行もゆっくりだしなあ。
結果発表は今週のうちにやっちゃってもいいじゃないですかぁーもぉーしょうがないんだけど!
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特典は1に引き続いてのサントラ、ブックレット、ノンクレジットOP&EDなど。優等生な構成。しかしほんとサントラ別売りしてくれないのは悲しい。BOX買うのは躊躇われるけれど、サントラは欲しいなぁと思っていたので。