ヨルムンガンド PERFECT ORDER#19「Pazuzu」
のっけからOP無しの特殊構成で、びっくり。なにごとなのシリアスで大きいお話はじまっちゃう?と思ったら、逆にちょっと一息、外伝的な。というかキャラを深める的な。
たいへん楽しゅうございました。
っていうか、ここまで全然目立っていなかったワイリが、こんなにいいキャラとは思わなかった。
誰しもが何がしかのフリーク。ワイリとてご多分に漏れず。
爆弾魔というより爆弾魔魔?怖すぎるなー。
単なる過去回想のみで済ませることなく、今回のエピソードときっちりリンク。さらには、エコーも登場していたりして、単発話ながら実に内容の濃い、見どころ・見応えがありました。
ワイリってすごく初期からココの部隊にいるんだなぁ。
そして、一見してまともそうであっても、誰もがどこかしらぶっ壊れた人間であることが、またもや強調されたという。
ただ、上ではフリークなんて言葉を使いましたけれども、実際にはあっけらかんとしていたり、ビジネスとして割り切っていたりするので、ありがちな悲壮感は皆無なんだな。そういったさばけた雰囲気が、何より魅力的。
山ほど人を殺しても、それもまたあっけらかんとしていて、不快感より爽快感が勝る。
いいんだろうか、これで。
いいんだな、これで。
フィクションなんだから。
ラストで流れたOPとスタッフロールも、映画的な雰囲気を醸し出していて素敵でした。
これは、あれかな。ラストへ向けて物語が雪崩を打ってしまう前に、一度区切りをつけた、箸休めだったのかな。
いずれにせよ、演出もお話も、本当に面白うございました。いちいち小ネタに使われるヨナもかわいかった。まんぞくまんぞく。
◆amazon link
ヨルムンガンド傑作選1: The n00b (サンデーGXC クロニクル)
ヨルムンガンド傑作選 2: The Vet (サンデーGXC クロニクル)
傑作選なんてあるのか。いわゆる、コンビニでお求めやすいあれかしら。
原作は1巻をだいぶ前に読んだきり。とりあえず今はアニメでラストまで見ちゃおうと思っています。原作コミックありってほんと、お付き合いのしかたが難しい。