聖闘士星矢Ω#33「小宇宙(コスモ)の真髄！セブンセンシズ！」
龍峰、セブンセンシズに目覚めるの巻。
あの面々の中で、真っ先に覚醒イベントが来るのが龍峰というのはなんだか意外でしたが、考えてみれば当初から「身体が弱い」というハンデがありましたっけ。
六つの感覚を越えたところにあるものに辿り着くには、ハンディキャップを抱えている方が、逆に近道となる。星矢理論の王道であります。
光牙が合流。しかしあっさりとパラドクスにやられちゃって、共闘するわけでもなく、おまい何しに来た。と言いたくなりましたが。
龍峰がパラドクスのからくりに気付くきっかけを作ったのと、心折られぬ支柱となったのと。それだけで、この場に居る意味があったのでしょう。
目覚めに至る過程に、今までの経験とエピソードがきちんと生かされていたこと、ぶっちゃけ瞬の言葉が強く影響していたことは、なにやら嬉しゅうございました。こういうおいしいところで、旧作キャラが、前に出すぎることなく存在感をアピールする。
そのへんのバランスは、なかなかに絶妙だと思います。この作品。
一方で、パラドクスの、愛と憎しみが幾度となく切り替わっていくさまは、迫力がありました。一歩間違えばギャグっぽくなってしまいそうなところを、声の演技だけで説得していってしまうあたり、素晴らしかった。
最後のほうの、ふたりハモった声なんて、思わず鳥肌ものでした。はい。
ともあれ、ようやっとまともに黄金聖闘士撃破。予告で懸念した、ふたりがかりというわけでもなく、王道の覚醒展開でもあり、久々に溜飲が下がりました。
この調子で次回もぜひ、頑張っていただきたいものです。ユナさん頑張れ頑張れ。男たちに負けるな。
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今回活躍の龍峰くんがパッケージに居るので、ぺたりと。BD/DVDのセールスは苦戦しているようですが（つーかレビューで初動枚数を書いている人はいったい何がしたいのか何が言いたいのか某スレから出てくんなっつーか）基本的にはキッズアニメの範疇だし、レンタルが主戦場かな？
四話入りで、価格的にはとても良心的です。そのぶん特典は薄いですが。やっぱり、常日頃からアニメのBDを買う人向けではないんだろうな。
