宇宙兄弟#30「犬とじじいとアレクサンダー」

 アポ探しをきっかけとして、思わぬ場所から打ち上げを見ることになった六太。
 そこで出会った人物は……と。
 どうでもいいけど、これ、実写映画版では、相当贅沢な肉付けがされていた部分でした。そういう意味で、やけに印象に残っているというか、記憶に強く残っていたというか。

 カウントダウンに合わせて、とにかく多くの人の表情が描かれ。そのいずれもが生き生きとして楽しげで、見ていて素直に嬉しくなれる回でした。
 宇宙へ旅立つ人。彼らを支え見守る人。地にあって見守る人。
 宇宙への憧れと、家族が旅立つことへの想いと。

 もともと群像劇らしさが一番の魅力であるこの作品ですが、その中心にあるのは「宇宙」であり、宇宙を取り巻く人であり、「兄弟」であり、兄弟を取り巻く人であり。
 比重は都度変われど、この二つを軸として進んでいくことは、物語の開始当初からずっと変わらず。

 で、そのへんを見誤ると、作品の本質をも掴み損ねてしまうのかもしれないなあ……と、ぼんやり思ったり。
 主人公は六太である、以上に、「宇宙」「兄弟」なんだよねっていう。

 ともあれ、今日、この回では。一番大事なことが、しっかり伝わってきました。

 ロケットの打ち上げを、見に行きたくなった。
 それに尽きます。

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宇宙兄弟(19): 19 (モーニング KC)
 最新は19巻。あれっなんか通常版価格が二種類ある?と思ったら、Kindle版でした。大して変わらない値段なら紙の本を選ぶなあ……個人的には。古い人間ですから。紙の本大好きですから。宇宙時代になっても。

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