ヨルムンガンド PERFECT ORDER#15「Dance with Undershaft phase.2」

 アールが裏切りを告白した時の、ココの反応。表情。その固さ。凍りつきながらも絶やさぬ笑み。
 そして、死。
 語られる、笑みの理由。

 エンディングがまた、しみじみと。
 二期のEDを最初に見た時に、ココが「笑っていない」こと、またその表情が冴え冴えとしていることに、どこかぞっとするものを感じ。そのあとちゃんと微笑んだココのカットが入ったことに、ほっとしたものでしたが。
 かわりに映されたのはアール、という。なんとも、痛いなあ。

 アールの退場は、予想はしていたものの、しんどかったです。アールに対しても、ココに対しても。
 結局ココは、アールがスパイだったということを、ひとり抱えたままなのかな。それもまた、しんどいな。
 しんどさもまた、糧……というより、餌にしていくのかな。

 ヘックスもまた、決して好きにはなれないけれど、凄まじくいいキャラでした。
 彼女は真実、愛国者であったのか。私怨ではなく。
 逆に、それゆえに、怖かったのかもしれない。私ではなく公である、との信念を抱いているがゆえの、狂信者的な怖さがあったというか。

 アールとヘックス。本当に、鏡のように。右と左のように。対称なふたりだった。

 そのふたりを、両腕を失ったブックマンが、この先どう動いていくのか。
 っつーかCパート最高でした素晴らしかった何踊ってんの文字通りに!
 ……ほんと素晴らしかった。やり場のない苛立ち、憤り、鬱屈、喪失感、高揚感。そういったものがないまぜになった精神状態が、これ以上ないほどに伝わってきました。

 ほんと、きっつい話だったけれど、面白かった。見応えあったなあ。

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ヨルムンガンド オリジナルサウンドトラック
 サントラがなぜかプレミア価格に?と思ったら、ぼったくり値段をつけているショップがたまたま出ていただけでした。ってかAmazon自体の在庫は無いのか……。
 予告の曲は「Time to attack」っていうんですね。最近アバンでも使われていて、ほんとにかっこいい曲だなーと思うです。ちょっと欲しいなサントラ。

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