スマイルプリキュア!#35「やよい、地球を守れ!プリキュアがロボニナ〜ル!?」

 こんなおとぼけデザインなのに、作画がきっちりバリメカだー!?と思ったらバリ本人が描いてたー!?
 なにが なんだか わからない。

 そんな最上級のお遊び回でありました。いやもう本当にやりすぎですご馳走様です。
 ただ、気になったのは、これ、メインターゲットであるちっちゃい女の子の目にはどう映ったのかしら、ということ。ためしにツイッターで検索してみたら、ギャグシーンはおおむね好評、ロボシーンはおおむね興味なし、といった声がちらほらと。
なるほど、ギャグに包んであるのは、お遊び回の楽しさを強調するとともに、子どもへの配慮でもあったのかな。
 実際、冒頭でのウルフルンとアカオーニが可愛すぎて楽しすぎて、じたばた悶えるレベルでしたもの。

 考えてみたら、魔法少女ものでのロボット登場(&搭乗)って、わりとお約束展開ではあります。先駆者はおそらく初代ミンキーモモ、かな?ゴーショーグンのBGMを使っていたことが、長いこと語り草でありました。
 ただ、ここまで気合いを入れて、いわゆるロボット作画の第一人者を連れてきてまでやっちゃった作品は、そうそう無いわけで。
 ちなみにミンキーモモの場合、普段は名作アニメを作っているようなスタジオが担当回となってしまったそうで、ロボットの作画に四苦八苦したそうですよ。

 閑話休題

 変身(なにげにやよいがセンターになっていたのは笑った)をさっさと済ませたのは、ロボットに注力したかったから、なのでしょうか。いずれにせよ、変身後の四人がずっときゃわきゃわしているのは見ていて微笑ましくもきゃわきゃわかわいかったです。はい。
 それぞれが操縦にあたふたするのもかわいかったし、ウルフルンとアカオーニの合体やお約束の仲違いも、実に楽しかった。
 ひとり割を食った感のあるキュアハッピーさんは気の毒でしたが、お子さまにはギャグ担当&主役の特別扱いとして、これはこれで受け入れてもらえたんじゃないかな。かもしれないな。そうであって欲しい。

 そういえば今回、興味深かったのは、平和を守る!というロボットアニメ定番の見得を切るやよいに対して、他のプリキュアも視聴者も一瞬「えっ」と思う感覚があること。
 改めて気づかされたけれど、プリキュアが守るのって、平和じゃないんだな。みんなの幸せ。みんなの心。みんなの笑顔。そういうものなんだな。
 ちょっと面白い発見でした。

 存分に遊んだ回の後は、来週なんですかあれは。なんですか俺の(違)あかねが初恋ですと!?
 しっとり見せてくれる話になるのか、どうなのか。とりあえず予告での標準語喋りのあかねの破壊力が凄かった!期待期待。不安不安。

amazon link

スマイルプリキュア! 【Blu-ray】Vol.1
 BD-BOX、10月26日発売。第1話から第12話を収録。
 このジャケットイラストだと、ひとりずつ描かれると思ったんですが、BOXで五つ出るってこと?話数的に少々足りないような……どうなるんだろう。
 特典充実、納得のBOXです。お値段相応、しっかり大きいお友達向けですね。はい。

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村 アニメ感想ブログ