クロスファイト ビーダマン#52「決着!クロスファイト新世紀」(終)

 最終回、きっちりしっかり盛り上がって熱かった。面白うございました。
 ちゃっかりおいしいところに出てきて、部下とおにゃのこをはべらせているナオヤさん立ち回りうますぎるよ!というのは置いといて。

 前回まででストーリーそのものはほぼ終わっており、あとはリュウジ(ドラゴルド)を倒すのみとなっていたので、最終決戦+エピローグのみの最終回。シンプルに燃えバトルと、ほっとできるエンディングで、満足度の高い締めくくりでありました。

 四対一の対戦は、卑怯というより、なにやらドラゴルドの孤立感を深めていて、そういう意味で見ていて同情してしまいましたが、それもまた必要な展開だったのかな。異端の存在であり、超越者であるドラゴルドの孤独。己のビーダマンを失ったリュウジの孤独。

 四人の、四体のドラゴンタイプと戦って、初めて癒される。

 エピローグはいろいろとおいしいところ取りで、見ていてしあわせな気持ちになりました。
 2番の歌詞を使っての特殊ED仕様だったのも、嬉しいサプライズ。これがあるから、先週の時点で全員集合絵の通常EDだったのか。納得。
 みなのB-アニマルが戻ってきたり、ナツミのラビちゃんがとうとう喋ったり、リュウジも元に戻ってプロトワンと一緒に出直し。ビーダマンの新世紀が始まり、希望に満ちて、さわやか楽しい結末。
 新番組のキャラが顔出ししているのは、まあ、ご愛敬ということで!

 全体の印象としては、すごくまっとうな子ども向けの玩具販促ホビーアニメ、いまどき珍しくさわやか系。
 子ども向け路線+プリキュアの裏だったこともあってか話題になりにくく、影が薄かったことは否めませんが、とても良心的なつくりで、素直に楽しめる作品であったと思います。
 主人公であるカケルが、真っ直ぐ純真で天然でありながらおばかキャラにはなっておらず、主人公力をいかんなく発揮していたこと。最初から最後まで好敵手であり続けたスバルや、キレキャラめいた暗黒面とともにビーダマンの真は善であるという部分を担ったバサラ、いやらしい敵役を貫きつつ最後は改心で感動させてくれたナオヤも、とても魅力的でした。

 ただ、玩具縛りのためにキャラクターが大量に出された結果、ドラゴンタイプ以外のビーダー&ビーダマンをあまり生かしきれなかったことは、とても勿体無かった。キャラデザは男の子も女の子もみんな可愛くて辛抱たまらんレベルだったというのに……残念。それでも最終決戦では、しっかりと全員に出番を割り振ってくれたのは、とても嬉しかったですが。

 一年間、かわいいおとこのことおんなのこ、熱血なホビーバトルを、十五分番組ながら堪能させていただきました。やっぱり私はホビーアニメが好きなんだな、と再確認させてもくれました。
 スタッフの皆様、おつかれさまでした。素敵な作品をありがとうございます。
 そして次回作も楽しみにしています。

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ビーダマン CB-01 スターター アクセル-ドラシアン
 ドラシアン、おつかれさまでした。「うむっ」が可愛くて好きだったよ。新シリーズでの出番はあるのかしら。どうなのかしら。今のところ、スバルは確定しているようですけれども……個人的には、アスカあたりに出てきて欲しいかも。芸能人キャラとして。

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