聖闘士星矢Ω#26「追憶と復讐!闇の遺跡の罠!」

 今回はまたハイクオリティで盛り上がり!見ていてうっかりテンションの上がる出来でした。

 ソニアと蒼摩、そして一摩の因縁。
 実のところ、ソニアは手を下していないとか有り得るかなぁと思っていたんですが、そんな甘い考えはバッサリと切って捨てられたぜ。いやあ心臓に悪い。でもぞくぞくする。
 一摩を倒した(殺した、という言葉を不自然なほどに使わないのはちょっとあれでしたが)のは確かにソニアであり、しかしただ冷酷無比に殺したのではなく、慟哭しながら手にかけていた、という。
 戦闘そのものは少々物足りなさもあったのですが、とにかくソニアの痛切な心の動き、そして慟哭が胸を衝き、引きこまれて見ました。

 その姿を見てしまい、単純に許す許さないではなく、ただけじめとして助けの手を差し伸べる蒼摩が、ほんとにお前どうしたよ。ってくらいの成長っぷりで、男前なことこの上ない。修行回を経ているから、それなりに説得力もありました。

 基本的に定型の台詞とか過去とか行動とかで、大人には見慣れたドラマツルギーの連続なんだけれど、きちんと咀嚼して噛み砕いてあり、また見ている者の目線に立って、感情移入が出来るように作っているから、茶番っぽかったり唐突に感じたりはしないで済むんだよな……うん。
 良い意味での、本当の意味での「子ども向けアニメ」だと思います。

 一方、エデン&アリア&光牙の方は、どうやら一筋縄ではいかないらしく。
 心の闇への付け入られ方が、これまでと比べても一段深くて、見ているほうもしんどくなります。
 光と闇への親和性が高い三人だから、闇の作用への感受性も強い……という解釈も出来ますね。

 でもってラストに衝撃の展開。いやまあアリアと光牙、どっちかは闇属性なんだろうなとは思いましたが、主人公のほうにあえて「闇」を負わせるのは、やっぱりリスキー。
 どきどきします。面白いです。
 まあ、まだブラフの可能性もありますが、ソニアの件といい、厳しいほう辛いほうへと進んでいくっぽいからなぁ。

 大人も子どもも、どきどきして見よう。そう思える日曜の朝アニメ。であります。

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