輪廻のラグランジェ season2#11「鴨川の海の向こう側」

 前回の引きの深刻さから引きずって、どろどろとした雰囲気で始まった今回。最後の試練、みたいな?

 まどかが初めて口にした言葉……「まるをかえせ」もですが、「ばつ」という言葉が、思いのほか痛く、辛かった。あの、ひたすら前向きで明るくて、すべてを肯定するまどかが、呪いにも等しい言葉を吐いてしまった、そのことが。
 どうなってしまうのかと思ったら、鳴り出す携帯。一瞬、シーズン1の初戦を思い出してしまったのは、きっと狙っての効果なのでしょうね。どっきりさせられました、っていうかまた能登怒鳴り声だよ能登が始まるかと思った!

 しかし、届いたメッセージは。その主は。

 ディセルマインとヴィラジュリオの関係性を、まどか&ラン&ムギナミと重ね合わせて、根底にあるのは友情のすれ違いだった……とする流れは、あまりにも単純明快で。楽観的すぎて。けれどそれゆえに、シンプルに胸を打つものでした。
 つーか前回のあれで死ななかったヴィラジュリオが凄いけど、あそこで死んでたら洒落にならんからなー。最後の最後、とどめを刺す時点で、ディセルマインに無意識に歯止めがかかっていた、という解釈も有りかしら。

 そして、三人ともに正気に返るのが、日常とのいちばん分かりやすい接点であるお弁当(鴨川製)。食べること、生きること。というのも、すごく健全で、健康で。いいなぁ。
 どんだけシリアスぶっても、深刻な事態になっても、おなかはすく。かたわらに友達がいて、一緒にお弁当食べたら、だいたいのことはうまく行きそうな気がする。

 モイド関連は、思ったよりも分かりやすかったというか、小物っぷりに若干がっかりしましたけれど、それもまた陽の気に満ちているこのらぐりん時空では有りかな、と。

 次回が最終回ということですが、戦闘やら抗争にはほぼ決着がついたので、あとはエピローグをやるってことかな。
 最終回を丸ごとエピローグに使うアニメは名作の法則ってものがありまして。
(それは谷口悟朗信者的な)
 綺麗に締めてくれること、期待しています。

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