トータル・イクリプス#9「落涙」

 実戦であり、初戦であり。けれど緒戦ではなく。

 いやあ、やっぱり戦闘やってるといいなあ。キャラクターの作画は不安だらけなままでしたが、戦闘シーンになるとほぼ気にならなくなりました。
 若干、画面の軽さは未だ残るものの、戦闘の緊張感はしっかりと出ていて、思わずわくわくしながら見てしまう。
 アニメで戦闘意欲を発散する。正しいじゃないですか、ねぇ。

 序盤は、作戦を前にユウヤの千々に乱れる心、そしてソ連の兵士との軋轢を再度描き。
 クリスカの態度の違い、記憶の齟齬は、いったい何なのか。どっちかってイーニァの方が、なにやら危うさを抱え込んでいて、クリスカは保護者役だと思っていたんですが、逆か……あるいは、両名とも爆弾を抱えているのか。
 いずれにせよ、ふたりセットで、唯依と並ぶヒロインとして存在感がどんどん増している気がします。そういうわけで、タリサがんばれちょうがんばれ。

 戦場に立ったユウヤのプレッシャー。初陣の意気込みと恐怖、そして新兵器を背負う責任。
 カウントダウンにあわせて高まってしまう緊張感が、見ていても痛いほどに感じ取れて、秀逸な演出だなぁと。
 えんえんとディスられ続けた後の、活躍。ぶっちゃけ、ユウヤがどうとかより、武器が凄いんだなーとまず思ってしまったのはアレなんですが、それより何より大きなカタルシスがあって、見ていて気持ち良かった。
 ユウヤって、たとえ軽いノリでいても、いつだって真摯で誠実なので、報われる展開が来ると、ほんとに嬉しい。

 どさくさまぎれに唯依さんがちょうデレていますけれど、それはそれでよし。よしよし。

amazon link

クリスカ・ビャーチェノワ ランジェリーver. (1/7スケール PVC製塗装済み完成品)
 美しきクリスカさんのフィギュア。わりとプレミア値段だけれど、手が届かないというほどでもなく。しかしこの下着の女の子と銃、という組み合わせは、なぜにこんなにもそそるものがあるのでせうね。

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村 アニメ感想ブログ