ソードアート・オンライン#8「黒と白の剣舞」
天斎コンテによる作画の本気を見た。
話は、これがメインのラインなんでしょうか。アスナがヒロイン張っていると、やはり安心感があるというか、「本編感」があります。
実際には、攻略ストーリーそのものは全然進んでいないんですが、王道に立ち返った印象が強まるというか。
そして、本気の作画がやばいくらいに美麗でした。
戦闘シーンよりもむしろ、なにげない仕草や会話シーンでの表情の描き方が実に丁寧で、見ていて幸せになれる。
キリトのかわいかっこよいことよ。アスナのかわいかわいいことよ。ってすでに意味不明。
とにかく、地味な地味なシーンを丁寧に丁寧に描くことで、見ていて満足感を醸されるというか高級感があるというか。それでいて、押し付けがましい見せびらかしのように動かしまくるわけでもない。バランスが絶妙でした。
ところですごいレアな食材って、食べるだけなんですか?
てっきりステータスが上がったりするのかと思ったら、普通に美味しかったーで終わっていて、だいぶ拍子抜け。
まあ、アスナのスペックの高さを表現するためのイベントでもあったということか。
料理スキルを上げていたり、部屋にお金をかけていたり。最前線で戦う身でありながら、そういうことに時間や資産を費やすだけの、精神的な余裕がある、ということもけっこう重要。
ネトゲって、資産が出来たら、装備品に費やすのが基本であり、生活環境の整備に精を出すのは、わりと傍流の遊び方だと思うんですよね。
それを、攻略と並行してやってのけるアスナは、凄いんだなぁと。凄くて、かつ、「楽しむ」ことをしているんだなぁと。
しかし今回、禍根を残しつつボスキャラへの突入での引きとなりましたが、出来れば天斎コンテでのボスキャラ戦闘が見たかった……次回のスタッフはどうなんだろう。誰なんだろう。
ほんと毎回スタッフが変わり、テイストも変わるから、楽しみであり、不安でもあり、という。
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WEBラジオをパッケ売りするのかー。コミケで先行販売されていたらしいですが、8月29日が一応発売日。
録りおろしも収録しているのが悩ましいというか商売上手というか……でもお試し価格ということで、1500円は安いですね納得。