機動戦士ガンダムAGE#45「破壊者シド」
アセムとゼハートの共闘はやはり萌えもとい燃えるものがあるわけですが、アセム編終盤とは違い、内面で通い合うものが何も無いのは、切のうございます。
というか、ゼハートは本気でそっち側に行ってしまったんだろうか……ここまで築いてきた理知的なイメージにそぐわないんですが、でもイゼルカント様好き好きでもあったからなあ。
ゼハートとアセムにスポットの当たった今回。
このふたりが戦ったりぐだぐだ口論していたりすると、良くも悪くも「ガンダムっぽさ」が強く見える気がするので、わりと好きです。まあ、どっちも気に入りのキャラということは大きいですが。
ガンダムレギルスの活躍めざましく、シドの凶悪な強さが目に刻みつき。華麗な作画で魅せてくれた戦闘シーンがとにかく素晴らしく、眼福でありました。
っていうか、このアニメの主人公ってゼハートだっけ？と思わせる作画の濃さは、果たしていいのか。これ。いいのか。
一方のアセムは、過去の遭難シーンが描かれ（この時の怪我が元で右目が潰れたから髪で隠しているのかと思ったがそんなことはなかったぜ！）、まだまだ説明は穴だらけではありますが、一応の説明は為されたことに。久しぶりの江口アセムが嬉しかった……なんでCV交代する必要があったんだろう……。
しかしそれよりも、行動を別にする時にキオと通信で会話を交わす場面が、何ともいい仕上がり。
キオにきちんとことわりを入れ、後の合流を約束することで安心を与え、フリットを託すことで信頼をあらわす。父親として、申し分のないシーンであり。この気配りは「ああ、アセムっぽいなあ」と素直に受け止められるものでした。まあ、あの（自粛）なフリットを頼むってのは、父親としてはともかく、息子としてはどうかと思いますけれども。
ストーリーの動きとしては、EXA-DB（と、シド）が一旦表舞台から退場した、ということがポイントでしょうか。
ラスト近くで強大な力を持って復活し、連邦とヴェイガンの総力決戦の場に乱入して来て、やむなく共闘して破壊兵器の根源をともに葬り去る。というのが、まあ、すぐに予想できる、安易ながら美しい流れと思いますが、そこに至るまでに解決すべき禍根がたくさんあるからなあ。
どうなることやら。
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アセムが海賊になった経緯を知ることが出来る、と謳われている外伝コミック。しかしレビューを見るに、確かに「経緯」は描かれているけれど、決して腑に落ちるものでもないらしい……？うーむ。気になっていたのですが、ちょっと、うーむ。というか今回のアニメ本編とも微妙にリンクがスカっているような。伝聞だけで、何ですけれど。
しかし2巻表紙のアセムさんがかなりイケメンかっこいいので、それだけで惹かれてしまいます。どうも自覚している以上にアセムさんが気に入っているようだ、自分。
