貧乏神が!#8「名前で呼んで」

 シリアスの前に、脱力のパロディネタギャグを畳み掛けてあることが、全体のバランスを取っているというか作品の雰囲気を保つことに一役買っていました。
 計算してやっているんだろうな。

 待望の、市子のトラウマ話。なんですが。
 てっきり家族関連の話が来ると思い込んでいたので、予想外のエピソードでした。そうかそういえば嵐丸登場からの流れで友情関係が来るのは当たり前か。
 ワタクシ的に家族方面の興味のほうが大きかったので、無意識に期待していたのかも。

 かつて受けた、手痛い友情の裏切り。ほんのりとした恋模様も絡んでいて、市子が恋愛音痴っぽい(石蕗への態度を見ていると、なんとなくそういう印象が)のも、ここに端を発するものなのかも?
 しかしここで過去のトラウマ構築キャラに、なぜに釘宮。なぜに!?
 ……わりと本気で謎です。

 エピソードそのものは、わりとありがち。けれど、過去の市子の、道子状態とはまた違った可愛さや、むしろ「友情」というものに弱かった、信を置いていたことが、けなげさと悲劇性を際立てていて、市子への思い入れはぐんと増すものになっていました。
 根っこの部分では、淋しがりで、誰かと繋がっていたい。友情を大事にしたい。それが利用されたことにより、極度の人間不信に陥ってしまった、と。

 そんな市子をどーんと受け止めてくれた嵐丸が、登場からずっとそうでしたが、まったくもって男前でありました。こんなに男前さを発揮しまくる回なのに、アイキャッチでは乙女っぽさを押し出しているあたりも、やっぱりバランス取りなのでしょうか。
 可愛かったから、とりあえず良し。うん。

 ここからの市子が、どんだけ嵐丸にデレてくれるのかな。デレるのかな。という楽しみ。
 ツンのままなのかな。ツンしまくるのかな。という楽しみ。
 どう転んでも、市子というキャラクターの魅力は深まっていきます。良いことじゃ。

 
貧乏神が! マイクロファイバーミニタオル 桜市子
貧乏神が! マイクロファイバーミニタオル 紅葉
 定番のマイクロファイバーミニタオル。キャラソンの発売予定があったり、マウスパッドの発売予定があったり、潤沢なグッズ展開が為されているのが、わりと意外。
 ミニタオルは便利ですよね。最近、普通のハンカチではなく、もっぱらタオルハンカチを使っているわたくし。

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