ファイ・ブレイン 神のパズル2#20 愚者のパズル再び」
カイト修行編、というより、カイトみんなに心配をかける編。あれっいつものことだな。うん。
誰も彼もカイトが大好きで困っちゃう。いや困らない。主人公ならではのポジションをしっかりとキープし続け、きちんとその理由づけもあるから、納得できる。
ファイ・ブレインの子どもであること、パズルバカであること。が、殆どの理由ですが、その中にあって唯一、パズルを介さずにカイトに接しているノノハの存在って、かなり重要なものなんじゃないかな。と、最近しみじみと思います。
そういうこともあって、冒頭、夢のシーンでは、少なからずどきっとしました。第1シリーズにもあった、朽ちた未来。そこに登場するのがいつもとは様子の違うノノハのみ、だったことが、より心臓に悪かった。
ノノハって髪を下ろすと全然雰囲気が変わっちゃうんだよなぁ。可愛いけど。可愛いけど。とっても可愛いけど。大事なことなので以下略。
……うん。じたばたしなくても、充分にヒロイン属性持ってるよ、ノノハさん。
そして、ストーカー続行でカイトのフォローをするキューちゃんも、それを見抜いて重荷を共有したりアイコンタクト取ったりするギャモンさんも、直観でカイトを信じるアナも。元はパズルを通して知り合った間柄なれど、やはり既に「友人」ということが先に来ることが如実に感じられる。
トータル4クールのシリーズならではの、人間関係の積み重ねがしっかり効いているのは、心地良いものです。
他方、劇的に変化した相手もいるわけで。ルークとビショップがそれですが、これはこれで、変化を楽しむという面白味もあり。ルークのやわらかい雰囲気とカイト大好きっこすぎるあたりは、見ていてニヤニヤ面白いですハイ。今回もまたパズルコーナーでも暴走気味だったしハイ。
今回のパズルはなかなかルールが複雑でしたが、実際にその場に立って解いてみたいなぁと思わせる初期のノリに近いもので、さすが「愚者のパズル」だなあと。
しかも、パズルを解き終えてなお仕掛けがあり、それが元来の物語へ……フリーセルへと、きっちり立ち戻ってくれる。
ともあれ、今回はわりと繋ぎの回でした。雰囲気がシリアスになっていて、少々見ていてしんどいですが、そのぶん見ごたえもあり。仲間内の空気が壊れないのは、安心感もあり。
落ち着いて楽しんでいます。そろそろ感情を思いっ切り揺さぶってくれてもいいけどね!
夏色ドット(初回限定盤)(DVD付)
EDテーマ収録のシングルCD、8月22日発売。ってメディア発売そんなに遅かったのか!さっさとDLで買ってしまいましたけれども。
初回限定版にはファイブレ仕様のタスキがついているそうですが、まあ、描き下ろしじゃないんだろうなあ。第1シリーズEDの「ホログラム」もそうだったもんなあ。「スーパーステップ」はだいぶ気に入ったので、このアーティストの他の曲もちょっと気になります。