ファイ・ブレイン 神のパズル2#18「その男、ヘルベルトにつき」

 ヘルベルト様に酔いしれる30分、プライスレス。
 ラストの「たあぁぁすけてくれえぇー」の素晴らしさに感動して三回くらい聴き直しましたワタシってSですか?

 期待以上に期待に応えてくれるヘルベルト様が素敵すぎて、にやにやしまくり。でありました。
 ネタ要素お遊び要素満載なのに、パズルバトルは見ごたえあり、メインキャラ達のかけあいも楽しめて、実に良きかな。
ことに「食べられちゃう」「食べちゃう」のあたりが、もうもう、辛抱たまらん楽しさ。軟体動物アナが最高でした。そして久しぶりの照れ照れギャモンさんが美味しゅうございましたご馳走様です。

 しかしメインディッシュはしっかりパズル。川渡り系のパズルって、一度は見たことありますよね。有名なのは、人食い人種と宣教師のものだと思いますが……いまどき、テレビには出せないな!

 ヘルベルト本人が直接対決で出題する場合、論理パズルを選ぶ。これ、きっちりと第1シリーズから引き継いでいて、キャラクターの個性として確立しているあたりが嬉しい。そういえば第1シリーズのあれも酷い回であったなぁ主人公が女装のままでパズル解くとか。
 論理パズルなのに、途中でズルしちゃったりとか、ルールに明文化していない部分があったりとか、ヘルベルト様まじ卑怯者。小物。清々しいほどに小悪党で、もう愛さずにはいられないレベル。
 結局レプリカのオルペウスの腕輪に呑み込まれつつ「私(ry)「私(ry)言うところとか、改心にせよ精神操作にせよ一筋縄ではいかない、二段・三段オチがつけられているあたりも素敵。
 しかし逆に、その(キャラクター属性としての)諦めの悪さ、往生際の悪さ、ネタ要員的な不死性が、今回の大きな引きの鍵となっているあたりがまた、上手いなぁと唸らされる。
 ファイブレという作品を、私が愛してやまない理由は、そういうところにある。

 まあ、ヘルベルト回でシリアス引きになるとは思ってもみなかったんですけれど!
 次回予告に姿が見えないのが不安だよヘルベルト様。っていうかカイトもほぼ欠場っぽいよどうなっちゃうの。
 もうほんとに毎回楽しいです。楽しみです。

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10歳からの論理パズル 「迷いの森」のパズル魔王に挑戦! (ブルーバックス)
 論理パズルの本。ブルーバックスからも何冊も出ていて、けっこうびっくり。っていうか10歳でブルーバックス持ち歩いていたりしたら、ちょっとかっこいいぞ。
 ドジっ娘な魔女の主人公が、親友を救うためにパズルを解く。という設定だそうで。これ、大きいお友達にもイケるんじゃないですかね、どうですかね!

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