境界線上のホライゾンII#2「舞台上の宣告者」

 原作圧縮っぷり、半端ない。でも、見ていて圧倒されまくって、精神的海老反り状態(なんじゃそりゃ)のまま、画面に目だけは吸い寄せられるんだよなあ。

 原作未読で見ていた一期は、ほんと映像に込められた情報の洪水に驚いて、その後原作を読んでみて二度びっくりしたものでした。どんだけ文章詰まっているんだよっていう。
 普通そこは省略して次のシーンに行くよね?というところも、全部飛ばさずに書いてしまう。そんなノリなんですよね原作。

 で、原作既読状態で見てみると、また違った感慨があるというか。よくぞこんなに詰め込んだなあ映像に詰め込みすぎだよなあと、変な笑いが出てくるんですよ見ていて……。
 いずれにせよ、圧倒されるのは同じ。

 トゥーサンとシェイクスピア、点蔵と傷有り、フアナと「おじさん」ことフェリペ・セグンド。それぞれのかたちでフラグを立てておりますが、その比重がまた、なかなか一筋縄ではいかない。
 OPでも分かるように、今回は点蔵がだいぶ主人公なんですが、そのスタートイベントとなる今回はだいぶさらっと流されたのが面白かった。
 この先いくらでも見せ場があるから、でしょうけれど、普通に原作改変ありでシリーズ構成したら、サブキャラのイベントを切って点蔵に尺をまわしたくなるところじゃないかなあ。

 なんつーか、そういった原作圧縮時の取捨選択のバランス感覚がこの作品独自のものであることも、原作既読だと強く感じられ、また(若干屈折していますが)楽しめるポイントのひとつになっているかと。

 とりあえず……白鳥哲の演技、最高でした。大好きな声優のひとりです、はい。おじさん役、素晴らしすぎる。

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 フィギュアもいろいろ出てきています。立体にして映えるのは、ボリュームのあるキャラだよねぇ……やっぱり。
 個人的には今回初披露のEDでの正純とか出たらちょっと欲しいような気がするんですが。ヅカってるけど。ヅカ?ヅカ?

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