機動戦士ガンダムAGE#40「キオの決意 ガンダムと共に」

 キオは結局、じいちゃんよりもとうちゃんよりもガンダムを信頼するのであった!って言うとなんか淋しい不憫な子……。

 ところでふと思ったんですが、もしかして日野脚本だと「キオ」「気を〜」とキャラクターに続けて言わせるのがお約束なんですか。サービスなんですか。子どもが面白がるのですか。
 子ども時代が遠くなっちゃったから、よくわからにゃいなあその感性。

 新OP&ED投入。4クール目に入ったということですね。思えば遠くへ来たもんだ、というか長かったなあ。
 OPはここにきてアニメソングらしさ全開となり、なかなかよいかんじですが、三世代を俯瞰している分、時の流れが残酷すぎて。
 と思ったら、EDはさらに残酷だった!なにも歴代ヒロインの使用前→使用後(違)をあからさまに描くことはないでしょう!

 本編は、キオの新たなる決意。フリットとは違う己自身の意思を持ち、アセムとは異なる己自身の道を歩くことを決めた、という。
 で、それが不殺って。なんというか、よくわからない。ぜんぜんよくわからない……。
 今後はヴェイガンを殺さない、という決意はまあいいとして、今まで殺してきたことはどうなんだ。気にしないのか。とか、それって決して現状に対する主義主張の体現にはなっていないよね。とか、周りとの協調はどうなるんだ。とか。

 フリットについては、ようやっとその異常性が作品内でも認識され始めて、ほっとしました。この先浄化される過程がきちんと描かれることを願ってやみません。むしろラスボスになって強制浄化されちゃっても構いません。でも、ちゃんと正論で叩き潰されて欲しいです。唯一、フリットに望むことは、それだけ。

 アセムの取ってきた方法は、これ、イゼルカントの裏返しのようなものじゃないでしょうか……消極的でありながら被害を振りまく、たいへん傍迷惑なものであるような。
 均衡を保つ、というのは、神の視点から見下ろすことであり、傲岸きわまりないスタンスだと思うんですが。
 ゼハートが普通にアセムの存在を認識して、小物扱いしていたことにも、だいぶがっかりだ……うううむ。もっとおいしい使い方があると思うのだけれど。この二人。

 というか、キャラクターが増えすぎて、取り回しがうまく行っていないなあと、ひしひしと感じられます。今回だけでも、あっちこっちに掘り下げの要素があったのに、スルーばかりでもったいない。
 やっぱり三世代やるっていうのがネックなんだろうなあ。

 そんな中でキオは頑張っているとは思いますが、元来のキャラの弱さが、どうにもこうにも。

 まあなんとなく見れば、ツッコミどころ込みで、それなりに楽しめる最近。あと1クール、ここまで来たからにはお付き合いいたします。はい。 

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 AGは来週発売なのか。発売時期と機体登場時期がけっこうまちまちですね。そんなものなのかな、ガンプラって。
 玩具は玩具として、別系統のファンがいるのが面白いです。

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