境界線上のホライゾンII#1「朱の場の部員達」(新)

 待望の第二期、初回。というか第一期の最終回から完全に続きなのねー。第一期の最終回に第二期の冒頭部分を放り込んだ、その続きからなのねー。
 ……どんだけ尺が厳しいんだろう。

 原作、該当部分既読。ですが、わりとふんふん流して読んだので、いろいろと記憶が曖昧です。おおまかな流れは分かる、程度。
 ゆえになんだか第一期の第一話を見た時とほぼ同種の圧倒され感に、くらくら眩暈がいたしましてよ。なんですかこの情報の洪水は……!
 戦闘の所作ひとつひとつ、背景の小物ひとつひとつに設定が存在する。前面に押し出して見せ付けるのではなく、かといって縁の下の力持ちというほど謙虚でもない。この感覚はほんと不思議で、独特のものだと思います。
 とりあえず、贅沢なものを見ている、見せられている、ということは、ある程度アニメを見慣れた人であれば本能的に分かってしまうので、ある意味理不尽な幸福感(?)が発生し、それが妙な引力を生み出しているのではないかなあ。などと、ぼんやり考察めいたものを。

 まあ難しい(ってほどでもない)話は抜きに、ひたすら動きまくる新旧キャラクターのアクションやらやりとりやらを見ているだけで、ほんと楽しゅうございました。堪能というより、口にこれでもか!これでもか!と、むぎゅむぎゅ詰め込まれていく感覚。
 第一期で親しんだキャラクター達が、のびのびと個性を発揮していく様子は、それだけでカタルシスがありました。

 話そのものは戦闘やってるだけなんですが、きちんと大きなうねりの端緒となっており、その開幕たる駆け引きであり。
 この先への期待感を抱かせるものであり。
 お約束で、EDへの流れも美しく、とても満足度の高い第一話でありました。
 超圧縮は心配されるものの、このテンションで突っ走ってくれたら、ある種それもまた見どころになってしまうかも。
 楽しみです。楽しませていただきます。

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境界線上のホライゾン2〈上〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
境界線上のホライゾン2〈下〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
 原作、第2巻、上下。ただでさえ上下巻。ただでさえ分厚い。
 これをいかに消化していくか……昇華していくか。楽しみでもあり、恐ろしくもあり。

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