機動戦士ガンダムAGE#37「ヴェイガンの世界」
ヴェイガンさんちの家庭(じゃないけど)の事情。
捕虜となったキオの扱いがやけに丁重なのは、息子と瓜二つだったから、なのか。トップに立ち、いま大事な作戦を進めている身としては、だいぶん危険な橋を渡っているように思えますが、むしろこれもその計画の一部だったりするのかしら。
とりあえず……奥さん美人だな!ちょう美人だな!
ヴェイガンの生活、置かれた環境を目の当たりにするキオ。そして、兄妹との出逢い。
だいたいにおいて予想した通りの、見ていてしんどくなる展開で、救いといえば妹ちゃんが可愛いこと、お兄ちゃんが声格好良すぎなことくらい。しかしそれすらも、先の展開を思うと、暗澹たる気持ちになるわけで。
でも、これで揺らぐようだと、今までのキオの心構えというのはいったい何だったのか、とも思いますが……フリットに植えつけられた、ヴェイガンは絶対悪である!という価値観から抜け出すには、こういう展開は必要ではあるのかな。
そして次回、アセムに助けられ、彼と対話をすることにより、さらに考えを深める、という展開も有るかも。アセムもまた、ゼハートとの関わりにより、ヴェイガンがすべて単純な悪とは思っていないはず……だから。
しかし、フリットが負の意味において鍵となっている状況は、どうなのか。仮にも第一世代の主人公なのに。
それを越えていく、ということがテーマなのかな。
子ども向けのガンダムというのは、年齢的な「子ども」ではなくて、親と子の「子ども」だったりして。
などという妄想。
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機動戦士ガンダムAGE〜追憶のシド〜 1 (少年サンデーコミックス)
アセムさん失踪の謎について語られている、公式外伝コミックですって。これはだいぶ気になります。
それにつけても、「公式外伝」と銘打たれたものが複数存在するのは、どうなんだろう。本編でちゃんと語れよって思う内容がけっこうあるし……。