宇宙兄弟#12「わたしの名前は伊東せりかです」

 六太は本当に運が良いというか、無自覚なままにファザコンせりかさんのファザコンのツボを押しまくるあたりが、にやにやしつつ同情しちゃうというか。
 ……それって「運が良い」んだろーか?

 さておき、閉鎖空間での試験は続くよ。というか始まったよ。
 時間当てについては、六太だしそんなところだよな、という感じなんですが、ここで見栄を張ってかっこいいことを言ってしまうあたりがもう、ほんとにもうもう。見てる分には面白いですが。

 他のキャラクターについても、作品中での自己紹介を通して、また言動を通して、少しずつ分かってきて、見る方としてもどんどん個別の愛着が湧いてきます。最年長の福田さんが、とにかくいい味なんだよなあ。
 わたくし、自分が年寄りなものでどうしても、思慮深い大人……この作品の場合全員大人だから、言葉を換えて、思慮深い年長者。が、しっかり描かれていると、作品そのものへの評価がぐぐっと高まる傾向にあります。
 というか、駄目な大人もいいけれど、格好良い(広い意味で)大人も描かなきゃいかんよ。大人視聴者への媚びという意味ではなくて、子供が見て、あんな大人になりたい。と思えるような大人が、ラノベアニメあたりには本当に少なすぎて。

 そういえば「ちはやふる」(二期決定おめでとうおめでとう嬉しすぎる)もまた大人キャラがいい味出してました。そういうの、漫画原作の方に多いのかな。
 ついでに言うと、原作コミックには個人的に若干ノリきれないものを感じていた作品が、アニメになってその癖味が取れて、とても見やすく、素直に愛せる作品になっている……という点においても、「ちはやふる」と「宇宙兄弟」は共通しています。

 今回は特に、オジー菌とか、六太のもじゃもじゃびろーんとか、アニメならではの楽しい演出も多めで。
 この作品、原作者がけっこうこだわっているらしいので、初期はおっかなびっくりやっていたアニメのアニメらしいお遊び要素も、1クール終盤ということで空気が掴めて来たのか、だんだん増える傾向にありますね。よかよか。

 アニメゆえの魅力。存分に引き出して欲しいです。だって、でなければ、アニメ化した意味が無いもの。ね。

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 なにげにプラモデルとか出ていたり。宇宙兄弟はほんとに、どんだけ展開するのってレベルでいろんな分野に展開していますのう。
 そして、マスコットキャラとして、毎度毎度駆り出されるアポさんお疲れ様です。

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