LUPIN the Third 峰不二子という女#11「愚か者の祭」

 もうオスカーがヒロインでいいんじゃね。いいよね。
 というか、普通に面白かったです。フクロウにはいい加減あきあきしてきましたが、それを除けば。

 不二子さんの事情はちょっと横に置いといて、ラスト前の整理的な感じで、オスカーくんの背景やら過去やらを説明してくれる回でした。ついでにうっかりオスカーくん自身が整理されちゃったけど。

 わりとっていうかかなりベタベタな銭形との出逢いエピソードは、しかしその単純さゆえに、このややこしい世界に息づくややこしいキャラクターの中で、不思議と光ってみえます。
 純情で一途だしな……オスカー。

 結局、フクロウどもに利用されたんだと思うと、若干切ない。
 まあ再登場の芽も無いわけじゃない、気がしますけれど。明確に死亡が描かれたわけじゃないし。

 一方で、ルパン、五エ門が動いている様子は、見ていてちょっとわくわくしました。やっぱりこう「動いて」くれるのは良いものです。
 いろんな意味で、いろんなことにおいて、ずっと立ち止まったまま……なのが、この作品における不二子であるような気がしますから。うん。

 ところでこれ、全13話予定ということで、あと2話で終わるんですね。どうなるのかな。ここまでえんえんと引っ張ってきたネタ、回収するのか。どうなのか。

 願わくば、すっきりとした結末を見たいものです。

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 あやしくってトラウマ抱えた不二子さんが今作では強調されていますが……見ていると、カリオストロみたいな、すっきりさっぱり元気溌剌の不二子さんが懐かしくなってきたり。
 しかし不二子のフィギュアってあんまり見当たらないのがわりと意外。プライズばかりなのね。

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