緋色の欠片#11「鬼の伝承」

 これはそろそろ拓磨ルート確定来たかしら。

 今回は作画になかなか気合いの入った部分があり、目に嬉しく見ることが出来ました。
 ヒロインの珠紀に、はっとするカットがあったことが、なにより嬉しい。だからヒロインは麗しく描かなくちゃだめだって言ってるじゃないですかー!
 拓磨もアップで美しい作画の箇所はあったのですが、それよりも一番はっとさせられたのが、顔を隠したシーン……珠紀の肩に顔を埋めたシーン。あれは、ときめきですよ。
 見せないことの美学ってのは絶対にあって、いやチラリズムとかそういう意味じゃなくてですね、あえて見せない、あえて言葉で語らない的な。
 乙女の妄想力補完は凄まじいのですから。台詞で説明するより、つい身体が動いてしまった的なこういうシーンにぐっと来ます。ぐっと。

 鬼についての伝説が明らかになりはじめ。生々しい過去が語られましたが、鬼を封じて、とかそういったことよりもこの時点で気になるのは、今現在の守護者達が、かつては対立する存在であった……対立してしまっていた、ということ。
 鴉についての説明が塗り潰されていたこと。
 そして、言及されないあの人は……と。

 このへんの錯綜する関係性、もう少し早くから出していてくれたら、ストーリーそのものへの興味も持続したかもしれないのになあ。
 守護者それぞれが何の化身なのか、ということを(いや名前と嗜好でバレバレではありますが)もっと押し押ししていたほうが、面白かったんじゃないかしら。
 なんて、後出しだから言えることではありますが。

 ともあれ、乙女的きゅんきゅん度は上がってまいりました。この先、他のメンバーを巻き込んで、どんな風に進んでいくのか。
 アバンとCパートにロゴス以外が出る日は来るのか!
 ……とりあえず、期待です。

 定期:今週の真弘先輩は、ラストシーンに尽きますね何とも物憂げかわいかったですええ。ルートが閉ざされても真弘先輩のおいしいところはまだまだ出せるよ!きっと!
 しかし置いてあった本、そんな高いところに置いたら手が届かないんじゃ……とか思ったことは、先輩にはひみつだよ。

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 とにかく長いこと展開を続けている作品だけあって、いろんな関連商品が出ていますが、本編終了後を舞台としたファンディスクのコミカライズとか、どんだけニッチな。
 若干迷走している感もありますねオトメイト。まあ、オトメイトからしょうがない。どこまで突っ走って行くのか、生暖かく見守りたいです。

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