これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド#10「だけど、それがいい」(終)

 一応の最終回でありました。

 最終回と言っても相川家の日常は続いていくし、なんか新キャラっぽいのがラストに出ていたりするし、あんまりというか全然「終わった感」は無いのですが。
 というか、クリスとの対決すら無いとは思わなかったぜ……。

 エピソード自体は若干唐突なシリアス展開を入れつつも二期アニメのあっかるーいゆるーいノリを継続していて、大先生の邪悪っぷりやら、紳士の皆さん感涙のサービスやら、歩の痛々しい中二病人格やら、戸惑う他の面々やら、普通に楽しゅうございました。
 っていうか列挙していて思ったけど、盛り込みすぎじゃないですかね!歩の記憶喪失が唐突すぎて、一瞬何が起こったか分からなかった。

 とりあえず歩の七変化っぷりを堪能。基本的にテンションの低いキャラなので(そこが良いんですけどね、うん)イレギュラーでいろいろ見ることが出来たのは面白かった痛かった面白かった。
 ユーの魔装少女姿も眼福でありました。どうせなら鎧ぜんぶ取っちゃえば良かったのにーのにー。
 ハルナちゃんはハルナちゃん全開だったし、セラはしっかりと微デレを見せてくれたし。トモノリの出番は少なすぎでしたが、いろいろと満足度は高く。

 でも、ほんと、これで最終回ってことだけが納得行かない行かないよう。三期やろうよう。

 全体を通して、一期よりもシリアス要素は大幅に減少(というか徹底的にカット?)し、それに伴ってアクションシーンも減り、個人的には物足りなく感じることもありましたが、各エピソードの完成度は非常に高かった。
 たいていの事件はギャグとラブコメで落としつつも、肩透かし感や茶番感が無いのは、実は物凄いことだと思います。この独特の楽しさ、真似しようとしてもなかなか出来ないんじゃないでしょうか。
 どつき漫才も「ゾンビだから平気っす」で済むのは、地味にポイントが高い設定であることよ。

 最終回がこういう作りであったこと、クリスとの決着をつけなかったことだけは、どうにも納得はいかないですが、それを除けば本当に面白く楽しく、毎週ゆるーく幸せになれる作品でありました。
 スタッフの皆様、楽しい作品をありがとうございました。……ま、何かしら、次の展開はありそうだけど。


これはゾンビですか?10 DVD付限定版 はい、ラブリーでチャーミングだけどあたしは (単行本)
 発売済の原作第10巻限定版にアニメ二期第0話のDVDが付いていて、10月発売予定のコミック版第6巻限定版にBDが付いて、さらにパッケージのBDにも続きのエピソードが入るっぽい?なんというバラバラ感。ゾンビだから?ゾンビだからなのか!?
 っていうか収集するのが大変な商品展開ですね……。

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